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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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3歳の子供に白髪!?皮膚科医に聞いた原因と対処法

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子供の白髪は早期発見・早期治療が重要です。

私の娘(3歳)の髪が一部白髪っぽくなっていたので、皮膚科を受診したところ尋常性白斑といわれました。

尋常性白斑はあまり聞き慣れない言葉ですが、子どもの白髪の原因としてとても多いとされています。

今回はこの尋常性白斑について皮膚科医に確認した原因と対処法をお伝えします。

娘の白髪エピソード

娘の白髪に気付いた時のエピソードです。

先日保育園のお迎えにいくと、保育園の先生が娘の髪をかき分けながら「ララちゃん(娘の仮名)って、前からこんなんでしたっけ?」と言いました。

そして先生の言っている部分をみると後頭部のあたり1.5㎝幅くらいの範囲の髪が白髪っぽい・・・。

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娘の場合まだ完全な白髪ではありません。

しかし色素の薄い子ども特有の茶髪とは色味が違って、明らかに白みががっています

念のために皮膚科を受診したところ尋常性白斑といわれました。

人の髪は何で白くなるの?

子どもの白髪の原因を説明するにあたり、まずなぜ髪の毛が黒いのかという説明をします。

髪の毛や皮膚はメラノサイトという色素細胞が作り出すメラニン色素によって色がつけられています。

そのため髪は黒く、皮膚にも肌色がつきます。

しかし何らかの原因によってメラノサイトの働きが弱まる、または細胞が消失することでメラニン色素が生成できなくなる場合があります。

これが頭部に起きた場合は白髪になりますし、皮膚で起きた場合は皮膚の一部分が白くなります。

子どもの白髪の主な原因

ケガ・炎症

頭にケガや炎症した場合、一時的にその部位のメラノサイトの機能が低下することがあり、そこから白髪がはえてくる場合があります。

ケガが原因で白髪が生えている場合は、ケガが治れば黒髪が再び生えてくるようになります。

尋常性白斑

元気な子どもに白髪がみられる場合、ほとんどがこの尋常性白斑によって生じていると考えられています。

日本では白なまずともいわれており、髪だけでなく皮膚にも白斑ができるケースもあります。

発生確率は日本人の場合1~2%といわれています。

尋常性白斑については未だ不明な点が多く、原因も明らかになっていません

ただ主に考えられている原因としては、

・遺伝

・自己免疫によるもの

・ストレス

といわれています。

思春期くらいの子の場合はストレスが原因のことが多いです。

自己免疫疾患によるものの場合は、体の中でメラノサイトを攻撃する抗体ができてしまい、その抗体がメラノサイトを壊してしまうことで生じます。

尋常性白斑の原因が自己免疫によるものの場合、甲状腺機能異常、シューグレン症候群、糖尿病、円形脱毛症といった合併症も出てくる場合があります。

もし合併症が出てきた場合は、皮膚科の医師からその病気の専門医を紹介してもらうことになります。

 

これら2つの原因以外にも甲状腺機能異常によっても白髪になる場合がありますが、甲状腺機能異常により白髪が生えている場合は首にある甲状腺が腫れたり、動悸がしたりと甲状腺機能異常の症状も一緒に出ます。

そのため子どもがいつも通り元気で、頭部にケガや炎症が見られない場合は「尋常性白斑」と診断される場合が多いです。

皮膚科の先生から言われたこと

受診時に先生から言われたことをまとめます

・この白髪が怪我によってできたものなら比較的早く治りますが、尋常性白斑の場合は年単位の長い経過になると思っていて下さい。

1日1回ステロイドを塗って下さい。

・将来的に白髪がひどくなるようなら紫外線療法なども考慮していく可能性があります。

といわれました。

親としてはかなり心配の残る話です。

でもこのまま放置していたら今は白みがかった茶色ですが、本当に白髪しか生えなくなることもあるともいわれました。

自宅に帰って自分で調べた文献にも、尋常性白斑は早期発見・早期治療が重要と書いていました。

なので早い段階で受診できたことは本当に良かったです。

保育園の先生には本当に感謝しています。

 尋常性白斑についてもっと詳しく知りたい!

受診後、

「白髪が増えてくるかもしれない」

「皮膚にも症状が出るかもしれない」

と気になることがいっぱい出てきたので皮膚科の医師をしている知人に直接色々聞いてきました。  

Q1 範囲が広がることもあるの?

尋常性白斑にも色々なタイプがあり、局所で終わる場合と、広がって皮膚とかにも出てくる場合があります。

しかし現段階で今後どうなっていくかは分かりません

ただ広がる時は今白髪のある部分の周囲から広がっていくことが多いので、ここ(白髪)の周辺を注意深く観察しておいてあげると早くに気付けると思います。

Q2 合併症ってよく起こるものなの?

合併症は滅多に起こるものではないので、普通に生活していたら大丈夫ですよ。

とくに今元気にしているなら、何の心配もいりません。

急に白髪が大量に出てきたり、脱毛が見られたりしたら、その時に検査すると思います。

Q3 栄養が偏ったこととかが影響していたりするの?

栄養は関係ないですよ。

だから気にしなくて大丈夫。

Q4 ステロイドの他にどんな治療法があるの? 

尋常性白斑ステロイドで対応するのが一般的です。

他にはビタミンD3とタクロリムス軟膏(免疫抑制剤を使用したり、16歳以上なら紫外線療法などもあります。

Q5 目立ってきたらみんなどうしているの?

根本的な治療ではないですがカモフラージュすることはできます。

髪の毛の場合は毛染めすることになります。

皮膚の場合は細胞に直接色を入れます

細胞に直接色を入れることでファンデーションと違い、温泉やプールに入っても色が取れる心配はありません。

ただ細胞は定期的に入れ替わるので、その都度色を入れ直さないといけないのと保険が適応しないのが欠点ですが。。。

親として尋常性白斑とどう付き合っていくか

子どもが尋常性白斑になった場合、育児する上で親はどのような点に気を付けていかないといけないかまとめました。

子どもの白髪に気付いたらまず受診しよう

子どもの白髪に気付いたものの、まだ受診をしていない場合はまず受診しましょう。

白髪の原因が尋常性白斑の場合、放っておくと白髪の範囲が広がる場合があります

また自己判断ではじめから白髪染めを使用するのは避けましょう。

白髪染めはあくまでもカモフラージュの手段であり、根本的な治療ではありません。

白髪の原因が分からない以上、自己判断で行動するのではなくまずは皮膚科に相談しましょう。 

先生の処方通り薬を塗る

日本皮膚科学会の資料にも尋常性白斑の治療にステロイドは有効だと書かれていました

ステロイドと聞いて抵抗感を持つ方もいるかもしれませんが、同じステロイドでも飲み薬や注射と違い、塗り薬の場合は副作用が起こりにくいです。

また先生もきちんと副作用のことなど考慮して処方量を決めています。

そのため先生の処方通りに薬を塗るようにしましょう。

尋常性白斑を治す、進行をとめるためにも自己判断でやめてはいけません

もしステロイドを塗る上で何か気になることがあった場合は医師に相談しましょう。 

子どもの体を注意深く観察する

・今の白髪の部分を中心に他にも白髪が出ていないか。

・皮膚に白斑ができていないか。

この2点に注意しながら観察し、広がりがあった場合は受診の際に医師に報告しましょう。

合併症の早期発見

親として一番心配なのがこの合併症だと思います。

ただこの合併症が出るのは、本当に稀だということなので神経質にならないようにしましょう。

その上で

・普段より活気がない日が続いている

・急激に体重が増えた・減った

など日々の体調の変化に気を付けてあげましょう。

そして何か気になることがあれば、皮膚科の先生に相談してみましょう。

白髪染めはちょっと待って

白髪が目立つ場合は、それをカモフラージュする目的として白髪染めは有効です。

しかし白髪染めをしてしまうことで、今の治療の効果が分からなくなってしまいます

そのため白髪染めをする前に一度先生に相談しましょう。 

さいごに

子供の白髪は放置してはいけません。

尋常性白斑の場合は進行していく可能性もありますので一度受診しましょう。

もし尋常性白斑の場合は

・処方通りに薬を塗る

・他の部位に白髪、白斑ができていないか観察する

・普段の体調に注意する

これらを心がけましょう。

また自己判断で白髪染めを使用するのではなく、医師に相談しながら行っていきましょう。