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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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パートナーシップ看護はマインドが命!研修したらOK!では成功しません。

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パートナーシップ看護を導入するにあたり重要となってくるのがマインドです。

ただこのマインドを定着させるのが本当に難しいんです!

だからこそ多くのスタッフが「○○さん(怖い人)とペアになりたくな~い(T_T)」という不安を抱きます。

今回はパートナーシップ看護の導入にあたり不安を抱いている方に向けて、どのような気持ちをもってパートナーと関わればよいのか、またスタッフのマインドと病院のパ-トナーシップ看護への推進との間にギャップがある時にどう対応したらよいのかを説明します。

マインドが定着すれば、パートナーシップ看護のメリットを最大限に引き出すことができ仕事が楽になるので騙されたと思って読んでみてください!

パートナーシップ看護(pns)成功のカギはマインドがすべて

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パートナーシップを導入する上で成功のカギを握っているのが、スタッフ一人一人のマインド、いわゆる思考です。

パートナーシップ看護はパートナー同士が経験年数問わず対等の関係になります。

いままでなら1年目と10年目の組み合わせなら当然のように「指導される側」と「指導する側」という関係性になっていたと思います。

それがパートナーシップ看護導入により、突然相手が何年目であろうと「対等の立場」となるのですから、お互い関わり方に戸惑ってしまうのも無理はありません。

経験年数の浅いナースなら「先輩に迷惑をかけてしまうかもしれない」とプレッシャーに感じるでしょうし、ベテランナースならぶっちゃけ「はぁ!?なんで新人と対等やねん!」と思う人もいるでしょう。

でもお互いがそのような思いを抱えていると、パートナーシップ看護によって引き出したいメリットが全て押しつぶされてしまうのです。

ここでパートナーシップ看護のメリットを最大限に引き出すために重要となってくるのが「マインド」です。

このマインドをもつことができるかどうかが、パートナーシップ看護を導入できるかどうかにつながります。

パートナーシップ看護(pns)とは

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パートナーシップ看護のマインドとして重要となるのが、

・自立・自助の心

・与える心

・複眼の心

これら3つになります。

自立・自助の心

パートナー同士がそれぞれ自立心をもってリーダーシップを発揮することが大切になります。

ただ後輩のリーダーシップを引き出すのは簡単なことではありません。

なぜなら後輩からすると「遠慮」という気持ちが前に出てしまうからです。

積極性のみえない後輩をみると「先輩に甘えている」「自立できていない」と考えがちになりますが、そうではなく先輩が後輩に遠慮させない空気感を作ってあげるのが重要となります。

そのためには先輩が後輩を尊重するという気持ちが大切になります。

相手が何年目であろうと相手の人生経験や価値観、考え方を尊重し、相手の話を聞く姿勢があってはじめて互いに自立の心を芽生えさせることができるのです。

また経験年数の浅いスタッフは頭で考えたことをどんどん言葉に出していきましょう。

「先輩に付いていけばいいだろう」という姿勢では、パートナーシップ看護は成立しません。

なぜならパートナーシップ看護で重要なのは互いに意見を出し合い、その中で発想を発展させることだからです。

誤った発言をしたらどうしようと不安に思い発言できない人もいるかもしれませんが、パートナーシップ看護で大事なのは意見が合っているかどうかではなく、互いにアイデアを出し合うということ。

そのため「○○さんが10時から検査があるので、先にバイタルいってきます」や「△△さん、昨日より元気がない気がします」など、ささいなことで良いのでとにかく思ったことをアウトプットしていきましょう。 

そのような意見交換を通してよりよい看護につなげることがパートナーシップ看護の醍醐味となります。

 与える心

パートナーの間では損得勘定は捨て「与える心」をもたなければなりません。

先輩の場合、後輩と組むとどうしても負担が大きくなりがちです。

「対等の立場」といっても、1~2年生がいきなりベテランナースと同じ力量になるわけがないので、そこは割り切っていくしかありません。

自分より力量の少ない人とペアを組むとイライラしてしまうときもあります。

でもイライラする本当の原因は、相手が自分の期待する行動をとっていないという点にあります。

ついイライラすると仕事のできない人に原因を向けがちになりますが、それは違うんです。

イライラという感情は「相手はこのくらいしてくれるだろう」と期待していたことと、実際に差がうまれるからイライラするのです。

パートナーシップ看護を成功させるには、このような相手に期待をするという心は捨てなければいけません。

give&takeではなく、ひたすらgiveの精神が必要なんです。

「ひたすらgive」をいう説明を聞いて、嫌悪感を抱く人もいるでしょう。

でもそれは相手を信じることができていないからです。

自分は相手に一方的にgiveするだけの関係性しか想像できていないから嫌悪感を抱くのです。

でもパートナーシップ看護のマインドをもった相方なら、相手もあなたへひたすらgiveをしてくれるという関係性になります。

そう考えると精神的な負担が軽くなりませんか?

パートナーを信じることで、互いの「与える心」を芽生えさせることができます。

 複眼の心

経験値の違うナースとパートナーを組む上で忘れてはいけないのが相手の視点(複眼の心)です。

ベテランナースほどつい自分の知識や経験を基準にものごとを見てしまう傾向があり、相手に対して「こんなこともしらないの?」「何で、こんなに時間がかかってるの?」と思ってしまいがちです。

ただ相手は相手の経験年数相応の知識や技術しかないことを忘れてはいけませんし、相手なりの段取りや考え方もあります。

そのため相手が自分の期待していた行動をとらなかった場合も、イライラせず相手はどういう意図をもっているのか考える心が必要になります。

相手の視点にたって考えてみると、意外と自分の視野が狭かったことに気づくものだったりします。

パートナーシップ看護マインドは研修したからOKではない!

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パートナーシップ看護マインドについて言語として頭で理解するのは5分もかかりません。

しかしスタッフ全員の心を動かすのは簡単なことではありません

病院あるあるなのが一度パートナーシップ看護マインドの研修を行うと、そのあとは全員がパートナーシップ看護マインドを持っているという前提でものごとが進められるというものです。

そのためパートナーシップ看護のパートナーを決める際、パートナーは仲良しのペアを組むのではなく、自分と性格の異なる人を選ぶものだという前置きで進みます。

そのうえで全員の前で誰が良いか名指しし、その理由を述べていくという方式が一般的になっています。

たとえ自分が指名されなくても、これは仲良しメンバーを決めてるわけじゃないから傷つかないでという説明される病院もあるそうですが、本当にそれで「そうですね。仕事ですもんね。」と全員が割り切るというのでしょうか。

実際にネット上ではパートナーシップ看護のパートナー決めで思い悩んでいる人の書き込みが多数あり「公開処刑」とも揶揄されています。

実際の書き込みがこちら。 

こんにちは。急性期病棟で働いている中堅看護師です。
うちではPNSを初めて丸一年たとうとしています。来年度のペア選びが始まりましたが、その話し合いのなかで自分が希望する相手を一名名指しで指名し、選んだ理由をいわされました。当然おこりうることですが、その際に自分を含め5名程名前が上がりませんでした。自分なりに頑張っているつもりなのに自分の名前が上がらなかったことがショックです。

 

ビジネスなんだから、と割り切るようにはしていますが、やはり誰にも選ばれないとかなり落ち込みます。
私の看護は魅力がないんだなと。そして早々に決まった人は笑顔で、残った人は顔が引きつってました。
あの決め方は私は嫌いです。
スタッフみんなの前で恥をかかされているとしか思ってません。

 

同じくもうすぐ発表です。
こんなイジメみたいな決め方本当にやめてほしい。
つらすぎです。どうしてこんなやり方をするのでしょう…

 出典:パートナー選びについて(うちではPNSを初めて丸一年たとうとしています):看護師お悩み相談室

出典元には、他にも多くの書き込みがあります。

 

このパートナーの決め方が悪いというわけではありませんが、この方法は性善説をもとに全員がパートナーシップ看護マインドあることを前提に押し進められている典型ともいえます。

注意したいのは病院が「マインドの研修をしたから全員が理解した」と解釈し、すべてを推し進めてしまうことです。

ムリに押し進めると、パートナーシップのメリットを引き出すことができず、スタッフ間でストレスがたまり離職の原因にもなりうるという本末転倒な結果を招きかねないのです。

人のマインドを変えるのは簡単なことではありません。

説明を聞いただけで全員がそれを守り継続できるなら、ダイエットも貯金も失敗する人なんていません。

スタッフ全員にパートナーシップマインドを澄み渡らせることの難しさを理解し、時には個別の対応をしていくということもパートナーシップ看護導入を成功させるのに忘れてはいけない要素です。

もしあなたの病院でも、スタッフ間でマインドが定着していないにも関わらず、パートナーシップが押し進められそうになったらこの話を上司にしてください。

さいごに

私はパートナーシップ看護を研究している病院に所属しているわけでもなければ、個人として看護研究しているわけでもありません。

あくまでもパートナーシップ看護の導入を経験した看護師のひとりです。

ただパートナーシップ看護を導入する上で、スタッフ達が上司には言えなかった本音や、マインドが定着していない先輩とパートナーを組むことになったものの上司に相談できずに耐え忍んでる後輩の姿はみてきました。

私個人としてはパートナーシップ看護は賛成派ですが、これはマインドがあることが絶対条件だと感じています。

ぜひあなたの病院でパートナーシップ看護が導入される際の参考にしてください。

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