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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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【厳選】知る人ぞ知る自分で考えられる子に育つおすすめ絵本10選

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子どもに普段こんな言葉かけをしていませんか?

「勉強しなさい」

「どうして出来ないの?」

「こういう時は○○しなさい」

「ダメ」「ムリ」

おそらく多くのお母さんがついつい言ってしまっている言葉でしょう。

しかしこのような声かけが子どもの「考える力」を奪ってしまっています

そして皮肉なことに教育熱心なお母さんほど、この子どもの「考える力」を奪ってしまっているのが現状です。

ここでは、

・相手の気持ちを想像する力

・困った時に対処する力

・自分の体験から学ぶ力

いわゆる「考える力」を育むことの出来る絵本を10冊厳選しました。

是非、親子で読みながら子どもの「考える力」を育んであげてください。

学力と「考える力」は全く別物

先行きの不安なご時世のためか、子どもに学力をつけさせようと一生懸命なお母さんが多いです。

そして勉強をすること=考える力を育むこと】と混同しているお母さんも多いといえます。

そのため小さい頃から早期教育が大切だと信じ、知識を詰め込むことに必死になっています。

しかし、それでは「考える力」は育ちません

「考える力」は子どもの実体験により育まれます

親や友達とのコミュニケーションで感じた事や日常生活で持つ疑問を通して「考える力」は育まれるのです。

そのため今回紹介する絵本も「勉強」というスタンスではなく、絵本をヒントに子どもと一緒に考える「きっかけづくり」として活用して頂けたらと思います。

 自分で考えられる子に育つおすすめ絵本10選

へいわってすてきだね

この本の作者はなんと小学一年生の男の子です。

男の子の名前は安里有生くん。

与那国島に住んでいます。

この本には沖縄平和資料館がつのった「平和のメッセージ」にあてて有生くんが書いた詩が載っています。

詩のなかには有生くんの普段見ているであろう景色が描かれているのですが、その普段の景色のなかから「平和」というものを感じとっていることが伝わります。

多くの大人が何も感じないような、何気ない日常の一コマ一コマから「平和」を感じ取る彼の感性は本当に素晴らしいものです。

そして詩の最後には、この平和がずっと続きますようにという願いがつづられています。

2013年6月23日「沖縄全戦没者追悼式」でも有生くんによってこの詩は朗読されました。

沖縄に住んでいる多くのおじいさん、おばあさんがこの詩を聞いて涙を流したそうです。

もし子どもに「平和って何?」と聞かれたら、あなたならどう答えますか?

抽象的なものって説明がとても難しいですよね。

だけど、このような疑問を子どもには大切にしてもらいたいものです。

「自分で考えなさい」「そんなことより勉強をしなさい」と言わず、親子で一緒に「平和探し」をしてみてはいかがでしょうか。

・家族みんなで食卓を囲みながら、今日の出来事を報告しあう

・友達と冗談を言い合い、お腹のそこから笑う

・毎日当たり前のように明日がくる

普段の日常から「平和とは何か」を一緒に探す事で、子どもに平和の素晴らしさを肌で感じてもらいたいと思います。

 

オオカミがキケンってほんとうですか? 

この本のあらすじから説明します。

とある子羊が「オオカミ キケン」という張り紙を見かけました。

この子羊はママから「ウワサを信じちゃいけないよ」「分からない事は自分でしらべるんだよ」と教えられていました。

なので自分でオオカミがキケンなのかを調べてみることにしました。

子羊は町中のみんなに、オオカミがキケンなのか聞いてまわります。

するとみんながみんな、口を揃えて「キケン」だと言いオオカミをとても嫌っていました。

子羊は家に帰りました。

家ではオオカミのママがご飯の支度をしています。

・・・?じつは、この子羊は子羊に変装したオオカミの子どもだったのです。

ママから「町は危険だから」という理由で、外に行くときは子羊のかっこうをさせられていたのでした。

町中のみんなはオオカミを嫌っているけれど、子どものオオカミにとってはご飯を作ってくれる優しくて大好きなママです。

何で嫌われているのか分かりません。

しかしある日、子どものオオカミはママが自分のご飯を作るために町を襲っていたという事実を知ることとなります。

 

この絵本を読んだ時に、セカイノオワリの「ドラゴンナイト」に出てくる歌詞

「人はそれぞれ「正義」があって 争い合うのは仕方ないのかも知れない

だけど僕の嫌いな「彼」も 彼なりの理由があると思うんだ」

という部分と重なりました。

確かに町中のみんなからすると、オオカミは自分達の命を奪う脅威であり悪そのものです。

だけどオオカミも自分の子どもを守り育てるという「母としても思い」を持っていたのです。

きっと子ども達は、これから「イヤな人」「嫌いな人」に出会う機会が沢山あるでしょう。

だけど相手にも相手なりの考えや思いがあるということを知ってもらいたいと思います。

そして自分の考えと相手の考えの双方を大切にし、どうすれば争うことなくみんな幸せに過ごせるかを考えることの出来る大人になってほしいものです。

 

子ぎつねヘレンの10のおくりもの

2006年に公開された映画「子ぎつね ヘレン」が絵本になりました。

交通事故により目も耳も不自由になった子ぎつねを見つけた男の子は、家族と一緒にその子ぎつねを「ヘレン」と名付けて育てるお話です。

本書では、男の子がヘレンのために一生懸命お世話をする中で、男の子自身が沢山のことに気付き、勇気を持ち、成長していく姿が描かれています。

「誰かのために一生懸命になれること

これは本当に素晴らしいことです。

そしてその体験こそが人を大きく成長させます

子どもにも本気で誰かを助けてあげたい、幸せにしてあげたいと思って一生懸命取り組むことの素晴らしさ知ってもらい、それが実行できる人間になってもらえたらと思いました。

 

クレヨンしんちゃんの防災コミック 地震だ!その時オラがひとりだったら

これは絵本ではなく漫画なのですが、一人でも多くの子ども達に知っておいてほしいと思う内容が沢山だったので載せました。

この本はしんちゃんが一人でお留守番をしている時に、大地震がきたという設定になっています。

地震によって家がぐちゃぐちゃになってしまったあと、しんちゃんは父ヒロシの魂の声を聞きながら、自分で非難するための準備をしたり、火事にならないためにブレーカーを切ったりします。

地震はいつ起こるか分かりません。

今回のしんちゃんのように子どもが家で一人の時かもしれませんし、公園で友達と遊んでいる時かもしれません。

そんな時のためにも、子どもが自分で我が身を守れるようにしておきましょう

もし一人の時に地震がきたらどうするか、どこに行ったらいいか。

日頃から家族みんなで話し合っておきましょう

その際に本書は参考になる点が沢山あります。

また本書では、災害によって転校することになった子がどんな気持ちで転校してくるかも書かれています。

東日本大震災による原発避難で転校した子が、いじめにあうという出来事が相次ぎました。

自分の子どもがいじめの被害者になるのはもちろんですが、加害者にもなってほしくありません。

なのでこの本を通して、災害によって転校してくる子の気持ちも、子ども達に学んでほしいと感じました。

 

強くしなやかなこころを育てる!こども孫子の兵法

孫子の兵法」は中国の春秋戦国時代孫武によって書かれた戦い方の兵書です。

孫子の兵法」は様々なビジネス書や自己啓発本でも取り入れられています。

この孫子の兵法」武田信玄徳川家康など様々な戦国武将たちも参考にしていたというから驚きです。

そんな孫子の兵法」がこども向けに分かりやすく解説されて絵本になりました。

孫氏の兵法は、今の複雑なご時世を生き抜くためのヒントが沢山載っています。

その中から3つ紹介します。

①「少なければ則ち能くこれを逃れ、若かざれば則ち能くこれを避く」

これは時には「逃げる」ことにも意味があるんだよ。

かなわないなら、さっさとにげてしまおう。という意味です。

困難に立ち向かっていく姿はかっこいいけど、無理をしてこころやからだを壊したらいけないよ。

これ以上戦えないと思ったら逃げることで、リセットできることもある。

という解説がされています。

「逃げても良いんだ」という安心感は、うつ病の予防にも繋がると考えられるので、子どもだけでなく大人にも知っておいてほしい言葉です。

②「百戦百勝は、善の善なるものにあらざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」

これは100回戦って100回勝つより、戦わないで勝つほうが本当にすごいことであるという意味です。

ケンカに勝つことが強いのではなく、ケンカしなくてもすむ方法を考えられる方が強いのだということは是非子どもに伝えたいものです。

③「知者の慮は、必ず利害に雑う」

これは優れた人は、一つのことをプラスとマイナスの両方から考えているという意味です。

どんなものにも良い面と悪い面があります。

もし試合に負けても落ち込むだけでなく、自分の弱点を知るきっかけになったとプラスの面にも目を向けることの出来る心の強い子になってほしいものです。

 こども孫子の兵法にはこのような大人も「ほほーぅ」となってしまう生きていくためのヒントが沢山載っています。

 

せかいでいちばんつよい国

あらすじから説明します。

せかいでいちばんつよくて大きな国がありました。

その国の大統領は、自分の国ほどすばらしい国はないと信じて疑いませんでした。

なので世界中の国を征服すれば、世界中のみんながしあわせになると思い、次々と戦争をしては色んな国を侵略していきます。

そしてまだ侵略されていない国はひとつだけになりました。

その国を侵略しようと大統領と兵隊たちは、その国に訪れるのですがその国には兵隊がいませんでした。

だから戦争ができません。

そしてその国の人々は、戦争をしかけようとした大統領や兵隊たちを優しくもてなすのです。

家に泊めてあげ、食事も振る舞ってあげました。

兵隊たちはどんどんこの国が好きになり、最終的にはこの国の文化が世界中のスタンダードになるというお話です。

まさに先程の孫氏の「百戦百勝は、善の善なるものにあらざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」という言葉を表したかのような絵本です。

またこの絵本の大統領は、世界中のみんなを幸せにするために戦争で様々な犠牲を出しています。

家族を戦争で亡くした人は、その国に侵略されて幸せになれるのでしょうか?

きっと恨みしか残らないでしょう。

自分では正義と思っていたことが、相手を傷つける結果になってしまったというのは、大人の世界でもよくあることです。

そのため子どもには、自分の立場だけでなく様々な立場から物事を考えられる人間になってほしいです。

 

ヤクーバとライオンⅠ勇気

この絵本の最大の弱点はすこぶる絵が可愛くないという点です。

私の娘もこの本を見て「怖い怖い」と言っていました。

ただ内容はとても深い!!

これはアフリカの奥地にある小さな村の話です。

この村では一人でライオンと戦い勝利することで、少年は戦士として認められるのです。

主人公のヤクーバも、今日その決戦の日を迎えました。

ヤクーバはライオンを仕留めるため森へ入っていきます。

そこで傷を負ったライオンに出会います。

そしてライオンからこう言われたのです。

「お前には二つの道がある。

わしを殺せば、りっぱな男になったと言われるだろう。

それは本当の名誉なのか。

もうひとつの道は、殺さないことだ。

そうすれば、おまえは本当に気高い心をもった人間になれる。

だが、そのときは、なかまはずれにされるだろう」

この本は自分の名誉のために一つの命を奪うことと、周りから軽蔑されようとも一つも犠牲を出さないことどちらが本当の勇気なのかを問いかけている作品です。

大企業の隠ぺい工作、政治家の裏金問題など、日本には自分の保身に走る大人が沢山います。

子どもがそんな世の中に染められないためにも、本当の勇気とは何かを一緒に考えてみましょう。

 

くれよんのくろくん

くれよんのくろくんは、本屋さんでも平積みされているので御存知の方も多いかもしれません。

くれよんのくろくんは「黒」という色のため、他の鮮やかな色の仲間達から仲間はずれにされてしまいます。

みんなから「きれいに描いた絵を黒くされたらたまらないよ」と言われ落ち込むくろくん。

そこにシャープペンのおにいさんが現れ、黒色の素晴らしい役割を教えてくれたのです。

そしてくろくんは、自分の強みを活かし仲間に入ることができるようになったというお話です。

このくれよん達のような仲間はずれは、子ども社会では案外身近なものではないでしょうか?

私自身、子ども頃にこのような仲間はずれをされた経験があります。

だけど子どもってなかなか誰かに助けを求めることが出来ず「子ども達の世界」に閉じこもったままになってしまっているケースが多いです。

この本ではシャープペンのお兄さんが、くろくんにアドバイスをしてくれたことで仲間に入ることが出来ました。

子ども達には、この本を通して困った時には大人に相談してみることで、解決できることがあるんだよということを学んでほしいと思いました。

また仲間はずれにされている子がいたら、シャープペンのお兄さんのように知恵でその子を助けることの出来る賢さも身に付けてほしいものです。

 

かわいそうな ぞう

これは私たちが子どもの頃からある超ロングセラーの本です。

なので皆さんご存知かと思いますが、戦争中に人間の都合で殺さざるを得なくなった三頭のぞうの話です。

戦争体験者が少なくなっている今の日本で、戦争の残酷さを伝える本はとても貴重な情報源です。

集団的自衛権の行使拡大や憲法9条の見直しなど、今後日本はどうなっていくのだろうと不安を感じる人は多いのではないでしょうか?

いまの子ども達が大人になったときに、戦争の悲惨さを知らないがゆえに戦争という手段を選ぶということのないように、絵本などを通して戦争がどういうものか感じ取ってほしいと思います。

 

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 

この本は2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議で、ウルグアイのムヒカ大統領が演説した内容が載っています。

ムヒカ大統領は貧しい家庭で育ちました。

その後ゲリラ組織に加入し、さまざまな反発運動にたずさわりました。

その結果逮捕され、軍事政権が終わるまでの13年間収監されていたのです。

そして2009年に選挙で当選し、40代目のウルグアイの大統領となります。

大統領になってからも自分の報酬のほとんどを寄付し、庶民と同じ給料水準で生活しています。

なぜそんなことをするのか、、、

それは「自分が得たお金を貧しい人と起業家のために役立ててもらいたいから」だそうです。

そんな信念を持ったムヒカ大統領のスピーチは、本当の「豊かさ」とは何なのかを世界中に問いかける内容となっています。

・人々が経済力こそが「豊かさ」だとはき違えてしまった結果、世界中では「どこの国をどう利用しようか」という風に世界を眺めるようになっていること

・自然と調和して生きていかないといけない言いながら、頭の中では欲しいものが手に入ることを望んでいること

・世界の発展は、人々の幸せが伴っていないといけないはずなのに、他人を思いやる気持ちが置き去りになっていること

などが語られており、純真な心をどこかに置き忘れてきた大人達にとっては、なかなか耳の痛い内容となっています。

だけどこのスピーチは、私達個人の生き方にも訴えかけるメッセージ性は強く、幸せに生きるための心の在り方を教えてくれています。

是非、親子でこの本を読んで本当の豊かさとは何なのかを見つめ直してみましょう。

 

まとめ

子どもの心と考える力を育むことの出来る絵本を紹介しました。

子どもが社会に出てから自分の力で生きていくためにも「考える力」を沢山養ってあげたいものです。

今後もお勧めしたい本が見つかれば紹介していきます。