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脳梗塞で認知症?意外と知らない脳血管性認知症の特徴と5つの注意点

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認知症と一言でいっても様々な種類があるのを御存知ですか?

そして認知症の特徴もその種類によって異なってきます。

特に脳梗塞などの脳血管障害による認知症の場合は、脳血管障害そのものの合併症もあり、アルツハイマーとは違った注意点があります。

なので脳血管性認知症の理解を深め、認知症である本人と介護者が快適に生活できるようにしましょう。 

脳血管性認知症について

脳血管性認知症の原因 

脳梗塞など脳の疾患によって生じた認知症のことを脳血管性認知症といいます。

脳血管性認知症認知症の中でアルツハイマーの次に多い認知症です。

脳血管性認知症の場合、原因として3つ挙げることが出来ます。

・脳内の血管が詰まって生じる脳梗塞

・脳内の血管が破ける脳出血

・脳動脈瘤というコブが脳内の血管に出来、それが破れて生じるくも膜下出血

によるものです。

この中でも特に認知症の原因として多いのが脳梗塞です。

さらに脳梗塞の中でも、症状が出ないくらい小さな脳梗塞が脳内に沢山生じる多発性脳梗塞による認知症が多く見られます。

これらの原因により脳の血流が遮断され、脳内に酸素が行き届かなくなることでその部分の脳細胞が死滅します。

その結果認知症やその他の障害が出現します。

脳血管障害は脳内の障害される部位によって、認知症の症状なども異なってきます。

例えば、前頭葉が障害されれば感情、理性、思考に、側頭葉が障害されれば言語、記憶、判断力に影響をきたします。

またこれら脳血管性障害は、動脈硬化や高血圧、糖尿病といった生活習慣病によるものが大きく影響しています。

さらに喫煙や肥満も脳血管性障害の確率をあげます。

男女差で比較すると脳血管性認知症の場合男性が女性の1.9倍となります。

 進行のはやさ

脳血管性認知症は、脳血管障害を繰り返すことで段階的に認知症が進行していきます。

アルツハイマーの場合は治る薬はありませんが、脳血管障害による認知症の場合は、元々の持病である高血圧や糖尿病などのコントロールをすることで認知症の症状が改善する場合があります

また脳血管性認知症アルツハイマーの両方を併発している「混合型」というものがあります。

混合型の場合は、単独のアルツハイマーよりも進行が早くなります

 脳血管性認知症の症状

脳血管障害による認知症の特徴について説明していきます。

 まだら認知症

脳血管障害による認知症の場合は、脳の障害されている部位に関する機能は低下しますが、そうでない部位は正常に機能します

そのため

・感情の起伏が激しくなる、理性が抑えられないという症状はあるが記憶力は問題がない。

・判断力は正常なのに、急に物忘れが起こる。

という症状が表われます。

ただ初期の脳血管障害による認知症の場合、判断力、理解力は比較的維持されやすいとされています

障害される機能と残っている機能に差が出てくるのは脳血管性認知症の大きな特徴です。

また同じ動作でも一日の間で出来る時と出来ない時があります。

これはその時の脳内の血流が影響しています。

そのためトイレの介助一つとっても、体をしっかりと支えないと出来ない時と、それほど介助しなくても出来る時があります。

このように一日の間でも必要とされる介護内容が異なる場合があります。 

 これらのような症状をまだら認知症といいます。 

感情が抑えられない

脳血管性認知症には、感情の起伏が激しくなるケースがあります。

さっきまで機嫌よくしていたのに、急に怒り出すといったことが起こるのです。

自分で認知症だという自覚がある

初期の脳血管性認知症の場合、理解力は保たれていることが多いです。

そのため自分で認知症だという自覚がある場合が多いです。その点はアルツハイマーの人と大きく異なる点といえます。

失語症

脳血管障害により言語をつかさどる部位に障害をきたした場合、思う様に言葉を発することが出来なくなる場合があります。

このような障害を言語障害といいます。

言語障害には4つあります。

①運動性失語

前頭葉の障害によって生じます。

言葉の理解は出来ますが、思う様に言葉が出ず「コップ」と言いたいのに「カバン」など全く関係のない言葉が出てきたりします。 

②感覚性失語

側頭葉の障害によって生じます。

相手の言った言葉の理解が難しくなります。

また本人も意味不明な言葉を発したりします。

③全失語

運動性失語と感覚性失語の両方が現れている状態で、理解、発語ともに障害されます。 

④健忘失語

理解や発語に問題はありませんが、ものの名前が出てこなかったり、名詞を上手く使えないといった症状が現れます。 

麻痺

脳血管性認知症の場合、障害されるのは認知機能だけでなく、麻痺なども一緒に現れる事が多いです。

介護する家族に知ってほしい脳血管性認知症の対応時の注意点

認知症と一言でいっても、アルツハイマーや脳血管障害など原因が異なれば特徴も様々です。

特徴が違えば注意すべき対応方法も変わってきます。

なので脳血管性認知症の人を介護する際の注意点について説明します。 

自尊心を守る

相手の自尊心を大切にするというのはどの認知症の人にも共通する点なのですが、初期の脳血管性認知症の場合は特に配慮が必要となります。

その理由として3つ挙げることが出来ます。

認知症の人の背景

脳血管性認知症は男性に多いというのは冒頭でも説明しました。

今の高齢男性の特徴としていえることは、

・亭主関白だった人が多い

・男らしさを求められる時代を生きてきた

などの背景があり、とても自尊心が強いということです。

なので「誰かに頼らなければいけない」という事自体が受け入れられない人が多いのです。

また女性に比べコミュニケーションが苦手という性格も加わり、困っても助けを求められないという特徴もあります。

②自覚がある

初期の脳血管性認知症の場合、自分が認知症だという自覚がある場合が多いです。

先ほどでも説明したように、今の高齢男性は特に自尊心が強い人が多いので、自分が認知症ということもなかなか受け入れられません。

また女性であっても認知症であるという自覚があること自体、大きく自尊心が傷つけられます。

③麻痺による身体機能の低下も一緒に受け入れなければならない

自分が認知症だということだけでなく、麻痺による身体機能の低下も受け入れていかなければなりません。

今まで当たり前のように出来ていたことが出来なくなる

その現実によっても大きく自尊心が傷つけられています。

 

これらの理由から、脳血管性認知症の人はただでさえ自尊心が傷ついている状態のため、より自尊心を傷つけないように注意する必要があります。

本人の自尊感情が弱くなった結果、老人性うつにも繋がることもあるので、十分気を付けましょう。

では今から介護する際の注意点を説明していきます。

叱らない

脳血管性認知症の場合、理解力などは正常なので「トイレの時に呼んでね」という声かけなどは理解出来ています。

しかしそれでも無理に1人で行ってしまい、結果的に失敗し部屋を汚してしまうことがあります。

家族からすると相手が理解しているばかりに「呼んでって言ったやん!いらんことせんとってよ!」とついキツく言ってしまうことがあります。

しかし本人からすると「人に頼りたくない」「トイレ一つ出来ないなんて情けない」という気持ちから一人で行こうとすることがあります。

このような行動は自尊心の表われによるものなので、その失敗を責めると更に自尊心を傷つけることになります。

このような場合は本人を責めないようにし、ベッドの横にポータブルトイレを設置するなど一人でもトイレが出来るように工夫をしましょう

バカにしない

脳血管性障害で失語症になると、自分の思っている言葉ではなく全然関係のない言葉を発してしまう場合があります。

しかし頭の中では理解出来ているので、思い通りの言葉を出せないこと、相手に伝わらないことに、もどかしさやいらだちを感じています

決して上手に発語出来ないことを笑ったり、バカにして「何言ってるかわからんわ」などと切り捨ててはいけません。

問い詰めない

脳血管性認知症の場合、判断力や理解力が正常な場合が多い為、関わっていると相手が認知症だということをつい忘れてしまう時があります。

そのため

・感情の起伏により急に怒り出したときに、自分もムキになって言い争いをしてしまう。

・突然の物忘れにより、言った言ってないなどの水掛け論になる。

という場面に発展することがあります。

相手が認知症であること、また介護者自身のストレスを溜めない為にも、本人の言動が認知症によるものかどうか冷静に判断し、そのような場合がスッと引くようにしましょう

あまり問い詰めると本人も認知症の自覚はあるので、我に返った時にひどく傷つくことになります。

甘えていると思わない

脳内の血流によって同じ動作でも出来る時と出来ない時があります

いつも出来ていた動作が急に出来なくなると「ちゃんとしてよ」とつい言ってしまうことがあります。

また「甘えている」という風にも見えてしまいます。

しかし本人が甘えている訳ではなく、脳の血流が一時的に悪いなどの原因により出来ないということもあるので、「ちゃんとして」といった発言には気を付けましょう。

環境を整える

アルツハイマーでも見られる症状で【夜間せん妄】というものがあります。

この夜間せん妄は脳血管性認知症の初期の段階でも見られることがあります。

夜間せん妄とは、夜になると人格が変わる、意識レベルが下がることで、時に暴れることさえある症状です。

夜間せん妄になり急に起き上がると、麻痺などもあり転倒のリスクが高いです。

そのため近くにキャスター付きの椅子や、十分に固定ができていないものを置いていると、本人が手すり代わりに掴んだ際にキケンなので置かないようにしましょう。

また夜間せん妄に限らず、麻痺があることで転倒の危険性が高いので、床が滑りやすい時は滑り止めマットと使用しましょう。

介護保険を利用することで家に手すりを設置することができます。

 

脳梗塞を予防する

脳血管性認知症は、脳梗塞などを繰り返す事で進行していきます。

そのため脳梗塞などを繰り返さないことが非常に大切です。

脳梗塞などを予防するために以下の生活習慣には十分気を付けましょう。

水分摂取

高齢者は若い人と比べて体の水分量が少ないです。

また喉が渇いたという感覚も鈍くなっているため脱水になりやすい特徴があります。

脱水になると脳梗塞が起こりやすくなるので、脱水にならないようにこまめに水分摂取しましょう。

自分では喉が渇いたという感覚が鈍くなっているので、こちらからこまめに声掛けして水分摂取を促しましょう

また脳梗塞などの麻痺による影響でうまくのみ込むことが出来ず、ムセやすくなってしまう場合があります。

そのような時に無理に飲ませると誤嚥性の肺炎になるので、ムセが見られる場合はとろみ剤を使用しましょう。

 

服薬管理

脳血管性認知症の場合、脳梗塞を予防するための抗血栓薬や、脳出血を予防するための降圧剤を飲んでいます。

またその他にも、高脂血症や糖尿病などの持病があれば、その持病に対する薬なども飲んでいると思います。

脳血管性認知症はこれらの持病のコントロールが進行の一番の予防に繋がります。

処方された量を決められた時間に確実に飲むようにしましょう。

食事生活

脳血管障害の人は血圧コントロールを医師から言われている人が多いと思います。

味の濃いもの、塩分の多いものは控えるようにしましょう。

糖尿病のある人は血糖管理をしっかり行いましょう。

また麻痺の影響で飲み込みだけでなく、食べ物を噛む力も低下している場合があります。

食べにくさゆえ、食事を食べなくなるという高齢者もいます。

しかし低栄養になると体に力が入りにくく、また意識もボーっとするなど認知症の症状を助長する場合があります。

なのでしっかり栄養摂取できるように、本人の嚙める固さの食事を用意しましょう

 

やわらか宅配食なら食事の柔らかさを3段階から選ぶ事が出来ます。

禁煙

タバコを吸っている場合、認知症により火の不始末の危険性が出てきますし、脳梗塞の再発のリスクも高まるので禁煙しましょう。

リハビリ

認知症の進行を予防するには脳に刺激を与えてやることがとても大切です。

そのため

・ちょっと外に出てみる。

・誰かと会話する

・デイサービスを利用する

などで脳に刺激を与えましょう。

またリハビリをすることで麻痺している側の手足の機能を改善したり、今まで出来なかった日常生活動作が出来るようになったりします。

そのためにもリハビリを取り入れましょう。

訪問リハビリといって家に理学療法士が訪問しリハビリしてくれるサービスもあります。

訪問リハビリは介護保険の適応になりますので、希望の方は担当のケアマネージャーにきいてみましょう。

介護に疲れたら

家で家族の介護をするというのは、並み大抵のことではありません。

本当に大変なことです。

なので決して無理をしないでください。

行き詰ったときは、担当のケアマネージャーに相談し、デイサービスの回数を増やす、数日ショートステイに預けるなどの対策を行い、しっかり休養をとるようにしましょう。

もしまだ介護保険を利用していない場合は市役所窓口に行き介護保険の申請をしましょう。

仕事もされている方の場合は、介護休業法に基づく様々な制度も利用しながら、介護との両立をしていきましょう。

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 また公益社団法人が行っている 認知症の人と家族の会というものがあります。

全国各地に支部があり、認知症の介護をしている家族同士で集いを開き、互いに相談したり勉強会を開いたりしています。

同じ境遇の人と話をすることで心が軽くなることもありますし、今まで知らなかった情報を得ることも出来ます。

公益社団法人認知症の人と家族の会

まとめ

・脳血管性認知症の特徴を理解しましょう。

・脳血管性認知症は初期の時点では認知症である自覚があること、また麻痺など様々なことを受け入れなければならずとても辛い思いをしています。

そのため自尊心を傷つけないように注意しましょう。

・脳血管障害による麻痺がある場合は転倒に注意しましょう。

認知症を進行させないためには持病をコントロールすることが大切です。

・もし介護疲れなどを感じた場合は無理をせず担当のケアマネージャーに相談しましょう。

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