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授乳中のタバコがもたらす悪影響とは!?吸いたいなら3つの掟を必ず守って!

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「くっそぉぉぉ。タバコ吸いたい(>_<)」

育児ってどうしてもストレスが溜まります。

もともとタバコを吸っていた人なら吸いたくてたまらないと思う時もあるのではないでしょうか。

実際、妊娠をきっかけに禁煙した人の3分の2が出産後再び喫煙者に戻っているといわれています。

「授乳中にタバコは良くない」

それはどのママも知っていると思います。

だけどそれでやめれたら誰も苦労しません。

きっとあなたも「タバコをやめたいけどやめれない。どうしたらいいの?」という悩みをかかえてこの記事を読んでいるのだと思います。

そんなあなたは「タバコは母乳育児に良くない」⇒「タバコを吸うなら母乳はやめるべき」と思い込んでいませんか?

確かにタバコは母乳によくありません。

しかし実はタバコが赤ちゃんにもたらす悪影響を抑える働きがあるのも母乳なんです。

なのでタバコをやめれないから、母乳をやめるという判断はちょっと待ってください。

今から母乳とタバコの関係性とタバコを吸いながら授乳する際の注意点を説明します。

 この記事を書こうと思ったきっかけ

この記事タバコを吸うことを前提として書いてありますが、決して「授乳中もタバコを吸っていいよ」と言っている訳ではありません。

タバコをやめるに越したことはありません。

ではなぜ授乳中にタバコを吸うことを前提とした記事を書くことにしたか、その経緯を説明します。

 これは私がNICUで働いていた時の話です。

仕事が終わり先輩と帰宅するために駅へ向かいました。

すると駅で入院中の赤ちゃんのお母さんにバッタリ会いました。

そのお母さんの右手にはタバコが、、、

お母さんはとても気まずそうに私達に会釈をしました。

帰りの電車の中で私は

「そういやあのお母さん面会中におっぱいしてるけど喫煙時間の調整のこととか知ってるんですかね?」と先輩に話しかけました。

すると「いや、知らんのちゃうかな?タバコ吸ってるお母さんって、吸ったらアカンっていうのを自覚してるし、私ら(医療者)に相談したところで「タバコやめろ」としか言われへんと思ってるから、わざわざ聞いてこーへんやろ?やからタバコと授乳に関する正しい情報を知る機会がなかなかないねん。お母さんによってはタバコ吸ってますか?っていう質問自体に「吸ってない」って応える人もおるし、そしたらこっちは情報の把握すらできへんからなぁ。。。」

と先輩が言いました。

確かに

・タバコが授乳に良くないと分かっているからこそ医療者に聞きにくい。

・聞いたところで禁煙を勧められるだろうと思っているからわざわざ聞かない。

・タバコを吸っている/吸っていたこと自体隠す。

となるとタバコを吸っているお母さんたちは正しい情報を得る機会そのものがないんですよね。

なので医療者に直接聞けずに自己流でタバコと授乳を調整している人のために、ネットを通じて情報提供しようと考えました。

でも看護師という立場上、大きな声で

「だからタバコすっていいよぉぉぉ~!!」

とはとても言えないので、コソっと覗いて下さいね。(笑)

タバコと母乳の関係

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そもそもタバコを吸うと母乳にどういう影響があるのか説明します。

ママがタバコを1本吸った直後に授乳すると、赤ちゃん自身もタバコ1本吸ったのと同じくらいの濃度のニコチンを摂取することになります。

大人の吸ったニコチンの全てが赤ちゃんにいくわけではありませんが、赤ちゃんは体が小さいので、その小さな体に対して考えると1本吸ったのと同じような状況になるのです。

ニコチンは母乳へ移行しやすくお母さんの血液中よりも母乳中の方が約1.5~3倍も多くなります

タバコを吸う前と吸った後では、母乳中のニコチン濃度は10倍もの差があります。

さらにニコチン以外の有害物質も赤ちゃんに移行します。

また喫煙により母乳から本来受けられるはずの免疫効果、知的能力増加の効果が消失します。

タバコは母乳育児期間を短くします。

これはタバコを吸う母親が、母乳はしてはいけないと思い込んで自己判断で母乳育児を中止していることも関係していますが母乳の分泌低下も影響しています。

喫煙者はプロラクチンという母乳を分泌するホルモンを抑制させるソマトスタチンというホルモンが多いのですが、そのため母乳分泌を抑制されている可能性があるとされています。

また喫煙そのものが射乳反射を抑制します。

母乳の分泌が悪くなる点も、母乳育児期間を短くしている要因となります。

 授乳中のタバコによるリスク

母乳からの影響

母乳から赤ちゃんにニコチンが移行することへの影響については文献でも意見が2つに分かれています。

1つめの意見はニコチン等の有害物質を含んだ母乳を赤ちゃんが飲んでも有害な症状が出るという証拠はないというもの参考文献:大山牧子 NICUスタッフのための母乳育児支援ハンドブック

2つ目の意見は母親が1日に20本以上喫煙した場合、赤ちゃんに嘔吐、下痢、多動といった症状が見られるというもの。参考資料http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-02h.pdfです。

しかしいずれの意見にしても、有害物資が母乳を介して赤ちゃんに移行していることは明らかですし、母乳本来のメリットを消失してしまうので好ましいことではありません。

赤ちゃんがわけもなく大声で叫び続ける状態をコリックというのですが、ママがタバコを吸うことで、このコリックの頻度が高くなるという報告もあります

ニコチン依存症について

授乳中にタバコを吸うにあたり気になるのがニコチン依存症だと思います。

ニコチン依存症は妊娠中の喫煙によって大きな影響を受けます。

赤ちゃんはママのお腹の中ですくすくと成長します。

その成長の過程で脳にニコチンがくっついてしまい、ニコチン依存症となってしまうのです。

子どもがニコチン依存症になると

知能指数の低下

学習障害、注意欠損多動症候群(ADHD)

・暴力犯罪、常習的犯罪の増加

・将来喫煙者になりやすく、また禁煙が難しくなる

というリスクが出てきます。

そのため次の子を妊娠した際、妊娠中は必ず禁煙するようにしましょう。

受動喫煙による影響

次に受動喫煙による影響について説明します。

ママがタバコを吸うことで怖いのは、母乳からの移行よりも受動喫煙による影響の方です。

赤ちゃんのいる空間でタバコを吸うと、副流煙により安全レベル以上の一酸化炭素と大量のアレルギー物質を赤ちゃんが吸い込んでしまいます。

その結果、肺炎、気管支炎、喘息のリスクを高めます

さらに副流煙SIDS(乳児突然死症候群)といって元気だった赤ちゃんが突然死亡するリスクを高めます。

このSIDSは妊娠中にママがタバコを吸うことが大きく影響するのですが、生まれた後の副流煙SIDSのリスクを高めます。

夫婦でタバコを吸う場合、夫婦ともタバコを吸わない赤ちゃんに比べるとSIDSのリスクは4.7倍になります。

赤ちゃんの周りでタバコを吸う人間の人数が多いほど、そしてタバコを吸う時間が長いほどSIDSのリスクは高くなります。

以上のようにママがタバコを吸うことは赤ちゃんに様々な影響を与えます。

 それでも授乳を続けた方が良い理由

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前章ではタバコがもたらす赤ちゃんへの影響を説明しました。

やはり禁煙するのが一番です。

しかし禁煙できないという場合は、自己判断で母乳をやめるのではなく、むしろ母乳を与えましょう。

その理由を説明します。

タバコが赤ちゃんに与える影響は母乳からよりも副流煙によるものの方が大きいです。

副流煙によって生じるリスクとして肺炎、気管支炎、喘息、SIDSをあげました。

これらのリスクは母乳育児をすることでリスクを下げることができます

赤ちゃんに受動喫煙がある場合、母乳で育った赤ちゃんは粉ミルクで育った赤ちゃんと比べ肺炎や喘息といった呼吸器感染症のリスクが7分の1になります。

またSIDSに関しても両親がタバコを吸っている場合で、粉ミルクで育った赤ちゃんと母乳で育った赤ちゃんを比べると、粉ミルクで育った赤ちゃんの方がSIDSのリスクが4.8倍高くなります

このようにタバコによって生じるリスクを母乳によって抑えることができるため、本当はタバコを吸っているママほど母乳を与えるようにしてほしいのです。

医学書にもタバコをやめられない場合でも母乳を続ける方がメリットがあることはきちんと記載されています。

またアメリカ小児学会でも「ニコチンは母乳育児に禁忌ではない」と発表しています。

 これだけは守って!タバコを吸いながら授乳する時の3つの約束

タバコをやめられなくても授乳はつづけた方が良いです。

しかし赤ちゃんへの影響を最小限にするために以下のことを必ず守ってください。

絶対に同じ部屋で吸わない

副流煙が赤ちゃんにとって一番悪影響を与えます。

そのため絶対に赤ちゃんのいる部屋では吸わないことを徹底しましょう。

旦那さんがタバコを吸うという方は副流煙のリスクについてきっちり説明し、別の部屋で吸ってもらう様にしましょう。

また米ダートマス大の研究によると映画で喫煙場面を多く見た子どもほど将来タバコを吸いやすいということが明らかになりました。

タバコを吸う場面を見ている回数が増えると、それだけ子どもも喫煙者になる可能性が高くなります。

そのため副流煙のリスクだけでなく、子どもを将来喫煙者にさせないためにも授乳期間後も子どもの前でタバコを吸うのは避けるようにしましょう。

 タバコを吸う時間と本数について

ママの体に入ったニコチンはだいたい60~120分ごろから減り始めます。

少しでも有害物質が赤ちゃんにいかないようにするためにタバコを吸った後2時間半は授乳を控えましょう。

普段から搾乳をしておくと、喫煙後2時間半が経過してない段階で赤ちゃんが泣いても、搾乳を使用することで母乳を与えることができます

搾乳はタバコを吸って2時間半以上経過している状態で行うようにしましょう。

2時間半を待たずに授乳する場合でも、授乳前に少し搾乳をすれば大丈夫だと誤解される方もいますが、搾乳をしてもママの体の血中濃度は下がりません。

なので授乳前に搾乳をしても母乳中には同量のニコチンが含まれています。

またタバコの本数も極力少なくするようにしましょう

搾乳の方法に関してはこちらをご覧ください。

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タバコの誤飲事故にも気を付けよう

赤ちゃんは様々なものに興味深々で、目の前のものに手を伸ばしては口にいれてしまいます。

そのためタバコを吸うママ、パパに気を付けて頂きたいのはタバコの誤飲事故です。

子どもが誤ってタバコを食べてしまうんですね。

タバコの誤飲事故は子どもに多く見られます。

これは

・大人がタバコを無意識に色んなところに置きやすい

・大人がタバコをくわえている姿を見て、子どもが食べ物だと勘違いしてしまう

といったことが原因として挙げられます。

特にハイハイができるようになったお子さんの場合、自分でタバコのある場所までいけるので、少し目を離した間にタバコを食べていたということも起こりえます。

タバコ1本に含まれるニコチン量は、赤ちゃんにとっては致死量です。

そのためタバコの管理には十分に注意しましょう。

特にタバコは水に混ざることで毒性が強くなります

そのため新品のタバコより、水に浸かった吸い殻や灰皿の水の方が危険です。

特に灰皿代わりに使用したジュースの空き缶は、赤ちゃんだけでなく少し大きくなったお子さんもジュースと間違えて飲む危険性があります。

なのでタバコを処分する際にも十分気を付けましょう。

万が一タバコを誤飲してしまった場合の対処法についてお話します。

水に浸ったタバコや灰皿の水を飲んでしまった場合は、即座に病院にいきましょう。

タバコを2cm以上食べてしまった場合は、可能な限り吐かせて病院にいきましょう。

タバコ2cm以下の場合で、赤ちゃんが元気にしていれば自宅で様子をみても大丈夫です。

しかし4~5時間は赤ちゃんの症状の変化に要注意です。

もし嘔吐する、顔色がわるくなる、ぐったりするといった症状が現れた場合は即病院にいきましょう。

*注意*

タバコは水に混ざることで毒性が強くなります。

そのためタバコの誤飲後に水や牛乳などの水分を飲ませてはいけません。

👇赤ちゃんに多い事故についてまとめてます。

合わせてお読みください。

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可能なら ニコチンパッチに変えよう

本来ニコチンパッチやニコチンガムは妊婦や授乳中の人には禁止となっています。

その理由はそれらに含まれるニコチンが赤ちゃんに移行するからです。

しかしニコチンパッチで吸収されるニコチン量は、実際に喫煙する場合の50分の1にまで少なくなります。

そして副流煙もありません。

なのでタバコではなくニコチンパッチで我慢できるのであれば、ニコチンパッチを使用している方が様々なリスクは少なくなります。

(*ニコチンパッチを貼った状態で喫煙するのは絶対に避けて下さい)

ニコチンが赤ちゃんへ与える影響は、ニコチンパッチ+母乳が一番小さく、タバコ+粉ミルクが一番高くなります。

アイコスを使用する際のポイント

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出典:「アイコス」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

アイコスとはフィリップモリス・ジャパンが開発した火を使わないタバコです。

アイコスはタバコの味わいはそのままで煙や灰が出ず、タバコ特有のにおいも抑えることができます。

(代わりにアイコス特有の匂いがしますが)

従来のタバコで発生していた有害物質の90%を抑えることができます。

副流煙の心配がない

・母乳を介して赤ちゃんにいく有害物質の量を減らせる

というメリットがあるので、愛用のタバコをアイコスに変えるのも良いでしょう。

ただアイコスを使用した場合でもニコチン等の有害物質は体内に入ります。

またアイコスを吸った後の有害物質の血中濃度の変化などはまだ研究データがありません。

そのためアイコス使用後もタバコと同様に、授乳時間は2時間半以上あけるようにしましょう。

またアイコスは煙は出ませんが呼気からは有害物質が出るので、赤ちゃんと別の部屋で使用するようにしましょう。

 まとめ

タバコと母乳の関係

・母乳のメリットを消してしまう

・ニコチンを含む有害物質が赤ちゃんに移行する

・母乳の分泌が減る

タバコが赤ちゃんに与える影響

・母乳から赤ちゃんに移行するニコチンについては文献でも意見が2つに分かれている。

・コリックといって赤ちゃんがわけもなく大声で叫ぶ頻度を増やす

副流煙により肺炎、気管支炎、喘息のリスクが高くなる

SIDSのリスクが高くなる

それでも授乳を続けた方が良い理由

タバコによって生じる呼吸器感染症SIDSのリスクを母乳によって下げることができる

これだけは守って!タバコを吸いながら授乳する時の3つの約束

・絶対に同じ部屋で吸わない

・喫煙後2時間半は授乳を控える

・誤飲事故に注意する

ニコチンパッチの使い方

アイコスを使用する場合も、使用方法は従来のタバコと同じように扱う

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