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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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親の介護で自分の人生を犠牲にしないための5つの準備!知らないって怖い!

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親の介護が始まる前にしておくべき準備についてまとめました。

介護というのは本当に大変であり、自分の仕事やライフスタイルにも大きな影響を与えます。

その結果、

・職を失った

・結婚が破談になった

など親の介護により人生が一変したといわんばかりの人が増えています。

この最悪ともいえる事態を避けるためには、親の介護がはじまる前に介護に関する情報を知っているということが重要になります

ここで介護に必要な情報を手に入れて、親の介護がはじまってもあなたらしい人生を全うできるように備えておきましょう。

 親の介護で苦しむことになる4つの原因

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なぜ多くの人が親の介護により苦しむことになるのでしょうか?

その原因として4つ挙げられます。

 体力的な疲弊

介護は力仕事が多く体力勝負な側面をもっています。

看護師やヘルパーに腰痛もちが多いのですが、一人で大の大人を抱えて車いすにうつしたり、着替えを行ったりと介護というのは力がいる場面が多いです。

また認知症により徘徊がみられる場合は目が離せませんし、昼夜問わずに大声で叫ばれるとうるさくてまともに睡眠の確保もできません

そのため慢性的な寝不足にもなります。

他にも何度も失禁を繰り返す場合は、掃除をしても掃除をしても家を汚されます。

そのため体力的にかなり疲弊します。

 精神的な疲弊

親の介護をしていると精神的なショックを受けたり、大きなストレスを感じる場面に多く出くわします。

自分の親が一人でトイレに行けなくなった。

認知症で便をなじっていた。

このような行為は子どもからすると大変ショックであり、なかなか受け入れられるものではありません。

また何度も同じことを聞いてくる、何度もトイレを失敗する。

これらも精神的なストレスとなります。

人のお世話による精神的なストレスでいうと育児ストレスも共通する部分があるかもしれませんが、介護による精神的ストレスは育児ストレスよりも大きいと考えられます。

なぜかというと「希望」がないからです。

育児の場合は大変ですが、その中に子どもの成長が見られます。

その成長を実感することで、大変な中にも喜びを感じられます。

しかし介護は成長するとか良くなるということがありません

一時的に症状が緩和することがあっても、基本的には衰えていくのが普通です。

そのため介護の中で喜びや達成感を感じにくいので、育児以上のストレスがかかると考えられます。

 金銭的な悩み

介護は何かとお金がかかるので金銭的な悩みも付きまといます。

介護保険などを利用した介護サービスもありますが、1割は自己負担となります。

施設に入る場合は特別養護老人ホームは安いと言われますが、それでも月に7万円近くかかります。

自宅で介護する場合でもデイサービスに通ったり、訪問介護などを利用する場合はお金がかかります。

親の年金でまかなえる場合や貯金がある場合は問題ないのですが、介護者が介護費用を負担しなければならなくなると金銭的な悩みも出てきます。

加えて介護のために休職していたり、最悪退職していたりする場合は金銭的な悩みはより深刻なものとなります。

 人間関係の悪化

介護により夫婦仲や兄弟仲に亀裂が入る場合があります。

妻が夫の両親を介護する際に、夫が妻に介護を任せきりにしている場合は特に要注意です。

育児中でも育児に協力的でないという理由から夫婦仲が冷める夫婦が多いのに、ましてや血のつながりもない夫の親の介護を丸投げされてはたまったものではありません

姑からいじめられていた妻ならなおさら、夫の親の介護などまっぴらなはずです。

そこに気付かず、親の介護は妻の仕事だと言わんばかりに丸投げしていると、離婚にいたる可能性も多いにあります。

血のつながった兄弟でも

「仕事が忙しいから」

「子どもが小さいから手伝いにいけない」

といって介護を一人の家族に押し付けたり「子どもの学費がかかって大変なの」といって経済的な協力もしないという話をよく聞きます。

それどころか全く協力しないくせに「もっとこうしてあげないと可哀想」と口出しだけ一人前にしてくる人もいるでしょう。

兄弟がこれらのような態度をとることで兄弟仲が悪化する場合があります。

 親の介護が始まる前にしておきたい5つの準備

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 介護休業について知っておく

親の介護がはじまる前に知っておいて欲しい制度が「介護休業」です。

介護休業は介護を目的として休みを取得できる制度です。

この制度のことを知らないがために介護離職する人が増えています。

しかし40~50代で一度退職すると再就職は本当に困難で、介護離職が新たな貧困として問題になっています

そのような事態を避けるためには介護休業を利用して介護離職しないことが大切です。

介護休業は育児・介護休業法という法律に盛り込まれており、2週間以上にわたって常時介護を要する場合、要介護者1人につき常時介護を必要とするごとに1回の介護休業を取得できます。

休業期間は1回の介護休業につき通算して93日です。

要介護者が一旦回復後、再び常時介護が必要になった場合は2回目、3回目と介護休業を取得することができます。

要介護者として対象となるのは

・配偶者

・両親

・子

・配偶者の両親

・同居し扶養している祖父母、兄弟

です。

これらの人が介護状態になった場合は、介護休業を取得の対象となります。

 しかし以下の場合は介護休業取得の対象外となります。

・雇用期間が1年未満である。

・介護休業開始日から93日以内に契約が切れる。

・出勤回数が週に2日以下である。

これらの条件に当てはまらなければ、パートや契約社員なども介護休業取得の対象となります。

介護休業は本人の申し出により取得できます。

介護休業開始の希望日より2週間前に届け出る必要性があります。

事業主が介護休業の取得を拒否する、また届け出た職員に退職を促すといった行為は法律で禁止されています。

介護休業中は雇用保険に加入している場合、介護給付金が受け取れます。

 

介護は長期間にわたる場合も多いので兄弟、夫婦で順番に介護休業を取得するというのも一つの対応策として挙げられます。

 

 

その他、夜間労働や時間外勤務の制限、介護休暇など以下で詳しく書いています。

www.stellacafe7.com

 介護保険サービスについて知っておく

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介護保険についても知っておきましょう。

介護が必要になった場合は介護保険を利用できるのですが、この介護保険は自己申告制になっているので、知らなければ利用することすらできません。

実際に介護保険のことを知らないがために、介護サービスを利用せずに家族で介護を抱え込んでいる家庭があります。

40歳になると国民全員が介護保険に加入し保険料を払っています。

介護保険では65歳以上の人で介護認定により介護が必要だと認められた場合に、様々な介護サービスを受けることができます。

また40歳以上の人でも国が指定した特定疾患により介護を要する場合は介護保険を利用することができます。

自治体の市役所窓口にいき要介護申請を行うと介護認定調査が受けられます。

☟こちらの記事では介護保険利用時のお金のことに関しても細かく説明しています。

www.stellacafe7.com

 

介護保険の申請は自分で身の回りのことができなくなった時点で、一度市役所窓口に相談にいってみるといいでしょう

 

 

☟親の介護に役立つ情報をこちらの記事に集約しましたので、あわせてお読みください。

www.stellacafe7.com

 メインの介護者は決めるがみんなで協力する

身内で相談してメインとなる介護者を決めておきましょう。

親が入院した時に医師の説明を聞く人、施設に入所する際に手続きをする人などが毎回違うと、

「誰がこの話を聞いたの?」

「この手続きはもう終わっているの?」

とかえってトラブルの原因になります。

そのため介護をする場合、メインとなる人を決めておく必要があります。

しかしメインになるからといって、その人に介護を押し付けるという意味ではありません

医師やケアマネからの説明をメインで聞いて、そこからの具体的な行動をみんなに振り分ける人という意味です。

この役割分担は、必ず親の介護が始まる前に確認しておきましょう。

というのも、実際に介護が始まってから決めようとすると、兄弟の中で

「忙しいから私は無理」

「遠方だからいけない」

といった理由で介護を放棄しようとする人が出てくる場合が多いからです。

親の介護が始まる前に役割分担をしていなかったために、たまたま近くに住んでいた一人の子供に介護負担が全部のしかかるという事態がおきています。

そのような状況を避けるためにも、事前に兄弟で一度話し合いましょう。

その際は延命治療のことなども話し合っておきましょう。

直接介護ができない人はお金を出す

物理的に親の介護に協力できないという場合ももちろんあるかと思いますが、そのような人はお金を送ることで介護者を支援しましょう。

このお金に関する相談も、親の介護が始まる前にしておく必要があります。

親の介護が始まったあとになると、お金の請求はしにくくなります。

そのため兄弟間で何でも話しやすい時期に、お金の仕送りについても確認しておきましょう。

 

介護にはお金がかかりますし、介護のために介護者が休業・退職している場合もあるかもしれません。

そのような時に仕送りがあるととても助かります。

 

 親の状況をみんなで共有しておく

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直接親の状況を見ていない人からすると、介護の大変さは分からないものです。

加えて親の状態を知らなければ、もっと理解をしてもらうことは難しくなります。

そのため日頃から親の状態はみんなで共有するようにしましょう。

・医師からどのように言われているのか。

認知症の症状がどの程度進行しているのか。

・どの介護サービスにいくらかかっているのか。

こまめな情報共有を心掛けましょう。

付録:祖母の介護を見ていて思うこと

私の母方の祖母は認知症があり介護が必要な状況ですが、母と母の姉で協力し合い、また介護保険も活用しながら介護をすることで上手くこなしているように感じます。

私の母の実家は遠方で、祖母の世話は伯母が同居介護で行っています。

母は介護になかなか関われないため毎月お金を仕送りしています。

また普段は電話で相談に乗ったり愚痴を聞いたりしながら、連休には伯母の家に行き、介護の手伝うようにしています。

祖母は介護保険を利用しデイサービスに通っているため、日頃の介護ストレスも大きくためることなく過ごせているようです。

過去に一度、伯母が体調を崩したことがあったのですが、その時は祖母を母の家に連れてくることで対応していました。

認知症もあるので環境の変化に適応できるか心配しましたが、祖母の場合は特に問題なく2週間ほどで母の家に慣れてくれました。

介護は一人で抱えると本当に大変ですが兄弟で協力し合い、介護保険も活用することで負担は大きく軽減できるんだと自分の母と伯母を見ていて思いました。

 

私も自分の親の介護が必要になった時は、妹と協力したり積極的に介護サービスを利用していこうと思います。

 

 

 まとめ

親の介護負担を軽減するために利用できる制度やサービスについて知識をつけておきましょう。

また介護が始まる前に兄弟間でよく話し合っておくことで、一人に介護負担が集中しないようにしましょう。

 

 ☟有料老人ホームは想像以上にお金がかかります。

 入所する前には気付かない費用についてまとめています。

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