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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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授乳中の乳首が痛む原因のほとんどが浅吸い!今すぐできる乳首の痛み解消法

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授乳中の「乳首が痛い」というのは母乳育児中の悩みベスト3に入るくらい、多くのママを困らせているかと思います。

でも安心してください!

「乳首が痛い」という悩みは、抱っこやくわえさせ方を修正することで解決されるケースがほとんどです。

ここで授乳中に乳首が痛くなる原因と対処法を学び、母乳育児を楽しく取り組めるようになりましょう!

乳首が痛くなる原因と原因別対処法

時々「授乳中は乳首って痛いもんよ」という人がいて、そしてその言葉を信じ「乳首が痛いけど、そういうものなんだ」と我慢し続けるママがいます。

断言しますがきちんと授乳ができている場合、乳首は痛くありません。

乳首が痛いというのは何かしら原因があります。

これを放置しておくと

・水泡ができる

・傷ができる

など様々なトラブルにつながっていきます。

こうならないためにもきちんと原因に応じた対処が必要です。

乳首が痛くなる原因として5つ挙げられるので順番に説明していきます。 

赤ちゃんが浅吸いしている

授乳中に乳首が痛くなる原因のほとんどが浅吸いです。

赤ちゃんがおっぱいを正しくくわえられていないために生じています。

浅吸いになっている場合、ママの乳首の先をだけを赤ちゃんがねぶっている状態になっているため乳首に摩擦が生じて痛みを感じるのです。

浅吸いになっている場合、赤ちゃんをおっぱいからはなしたときに乳首がいびつな形でぺちゃんこになっています。

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正しくくわえることができている場合は、真っ平にぺちゃんこになります。

浅吸いになっている場合、赤ちゃん自身もおっぱいをきちんと飲めていないので、満腹感を感じにくくグズグズいっていることが多いかと思います。

正しいおっぱいのくわえ方は乳輪部までしっかり口に含み、おっぱいと唇が密着しています

しっかり口を広げているので赤ちゃんの口角は140度以上開いています

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生まれてすぐに上手におっぱいが吸える赤ちゃんは少ないです。

生まれたての赤ちゃんは口が小さく、また上手に口を大きく開けてくれないので、なかなか上手にくわえてくれない場合があります。

これは異常なことではなく、どの赤ちゃんも練習しながら吸うのが上手になっていきます。

ですから焦らず気長に練習していきましょう。

また抱っこが安定していない場合も浅吸いになりやすいです。

正しい抱っこはママと赤ちゃんがしっかりと向き合い密着しています。

赤ちゃんが体だけ上を向いたまま抱っこされていて、顔だけ横に向けて授乳をしているママを見かけることがありますが、この抱き方は赤ちゃんがしっかりおっぱいをくわえられず浅吸いの原因になります。

下の絵のように抱っこの際は赤ちゃんの首の後ろを支え、反対の手でおっぱいを支えましょう。

それで赤ちゃんが口を開けた時に、ママのおっぱいに赤ちゃんを引き寄せるとしっかりくわえさせてあげることができます。

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なかなか赤ちゃんが口を開けてくれない場合は、乳首を赤ちゃんの口に当ててみましょう。

少しおっぱいを搾り、乳首に母乳をにじませてから行うのも効果的です。

乳首が痛い、出血したという場合、このように抱き方とくわえさせ方を修正するだけで改善されることがほとんどです。 

他にも哺乳瓶やおしゃぶりの使用により、おっぱいを正しくくわえることができなくなり浅吸いになるというケースも多いです。

おしゃぶりや哺乳瓶の場合、下あごを使ったりする必要もなく楽に吸うことができるので、その飲み方に慣れてしまうとおっぱいが上手に吸えなくなるんです。

また、おしゃぶりを使用すると母乳育児期間が短くなるというデータがあります。

その原因はおしゃぶりの使用が赤ちゃんの浅吸いにつながり、結果乳首が痛い、出血するといったおっぱいトラブルが生じるためだとされています。

極力哺乳瓶、おしゃぶりは使用しないようにしましょう

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 授乳前の乳首の消毒

授乳前の乳首の消毒は不要です。

なぜ消毒が不要かというと、ママの皮膚には常在菌といって様々な菌がついていて、これらを赤ちゃんが舐めることで、赤ちゃん自身の免疫になっていきます。

しかし乳首を消毒することで、赤ちゃんの免疫になるはずの常在菌までも拭き取ってしまうからです。

また乳首の消毒は必要以上に皮脂を取ってしまうため、それが痛みの原因となる場合もあります。

なので授乳前に清浄綿で消毒するのはやめましょう。

 無理やりおっぱいから引き離す

赤ちゃんがおっぱいを吸っている時に、無理やり赤ちゃんをおっぱいから離すと、乳首が引っ張られて痛みの原因になります。

おっぱいは左右同じ時間ずつ行うことで、母乳量に左右差が出るのを防ぐことができます。

そのため左右×5分を2クールとか、左右×10分を1クールという具合に授乳されている方は多いのではないでしょうか。

そのような場合「そろそろ右のおっぱいにしようかな」と思い、赤ちゃんが勢いよく飲んでいる時に無理やり引き離すと乳首も引っ張られるので痛くなります。

赤ちゃんをおっぱいから離すときは、ママのおっぱいを軽く押さえることで赤ちゃんの口とママのおっぱいの間に隙間を作ってあげましょう。

そうすることでママの乳首が引っ張られることなく、赤ちゃんをおっぱいから離すことができますよ。

下着や母乳パットが擦れる

下着や母乳パットに乳首が擦れることで痛みを感じる場合があります。

そのような場合はラノリン(ランシノー)という保湿成分を塗ってから、ブラストシェルを当てておくといいでしょう。

ラノリンは乳首の傷の回復を早める効果があり、赤ちゃんが舐めても問題ありません

ブレストシェルは下着や母乳パットと乳首が擦れるのを防いでくれます

 

メデラ ピュアレーンの成分はラノリンです。 

 

しかし感染症が原因で痛みがある場合、このようなクリームを塗ることでさらに悪化させてしまう場合があります。

次にカンジダ感染症の説明をするので、当てはまる場合はクリームなどは塗らず病院を受診しましょう。

カンジダに感染している

感染症によって乳首が痛くなる場合もあります。

カンジダ感染症は本来女性の膣内にある常在菌の1つなのですが、出産時に赤ちゃんが産道で感染を起こし、赤ちゃんの口の中でカンジダ症を発症することがあります。

そして赤ちゃんの口からママのおっぱいへとカンジダがうつってしまい、それが痛みの原因になっている場合があります。

ただ必ずしも赤ちゃんの口腔内にカンジダの感染があるわけではありません。

カンジダ感染を起こしている場合、痛みの感じ方にも特徴があります。

カンジダが疑われる場合は病院へ行きましょう。

カンジダ感染症の特徴

・深くて突き刺すような、焼けつくようにヒリヒリした痛み

・乳首や乳輪部に赤みや光沢があり、かゆみがある。(外見上問題ない場合もある)

・授乳中だけでなく、授乳後にも乳房の焼けるような、もしくはズキズキした痛みがある。

・正しい抱き方、含ませ方をしても乳首、おっぱいの痛みが消えない

・妊娠中にカンジダの治療経験があり、経腟分娩をしている。


カンジダ感染症に感染していた場合は抗菌薬の治療を行うことになります。

赤ちゃんの口の中も感染している場合は、赤ちゃんも治療の対象となります。

治療中の注意点

・授乳後は毎回乳首を空気で乾燥させ、日光に当てましょう。

・母乳パットは湿ったらすぐに交換しましょう。

・赤ちゃんのオムツの交換後、またトイレに行った後はきれいに手を洗いましょう。

・おしゃぶりや保護器の使用は避けましょう。

 使用する際は、毎回しっかり消毒しましょう。

*菌は湿り気があり汚い環境が大好きなので、清潔に保つ・乾燥させるというのがポイントです。

乳首の傷に対する対処法

もうすでに乳首に傷ができて出血しているという方は以下の対処法も参考にしましょう。

乳首に搾乳を塗る

保湿させることで乳首の傷の回復を早めることができます。

先ほど紹介したラノリン(ランシノー)を塗るのもいいですが、ママの搾乳を塗っておくのも効果的です。

しかし感染症の場合は保湿すると、かえって菌の繁殖につながる可能性があるのでしてはいけません。 

抱き方を工夫する

正しい抱き方、くわえさせ方をしても傷自体が痛むという場合、抱き方を変えてみましょう。

乳首の傷の部分が赤ちゃんの口角になるように抱っこすると、授乳中の痛みが軽減されるかと思います。

下の絵で説明します。

 

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例えば①③に傷がある場合は横抱き

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 ②④に傷がある場合は縦抱き

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①②の間、③④の間に傷がある場合はフットボール抱き

 

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②③の間、①④の間に傷がある場合は斜め抱き

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という具合です。

色んな抱き方を試してみましょう。

赤ちゃんは飲み始めの方が力強く吸います。

そのためおっぱいを始める時に、痛くない方のおっぱいから始めるようにしましょう

痛み止めを出してもらう

痛み止めを飲むことも対処法として挙げられます。

産科の先生に相談し授乳に影響のない痛み止めを出してもらいましょう。

どうしても痛い場合は一旦休憩も

乳首の傷があまりにもひどい、痛くてとても我慢できない、という場合は1~2日おっぱいを休めましょう。

その間は搾った母乳を赤ちゃんにあげるようにしましょう。

 搾乳に関してはこちらの記事を参考にしてください。

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保護器はお勧め出来ない理由

乳首が痛い時に保護器を使う方が多いのですが、保護器はお勧めできません。

その理由は4つあります。

・乳首の痛み、傷の改善には正しい抱き方、くわえさせ方を身に付けることが一番大切である。

・保護器が乳首の痛みや傷の改善に効果があるという研究結果はない。

・フィットしていない保護器を使用することで返って摩擦の原因を作ってしまう。

・保護器を使用することで、赤ちゃんがしっかり母乳を飲み切ることが出来ず母乳量の減少やしこりなど新たなトラブルの原因になる。

ということがあげられます。

そのため私が働いていたNICUでも乳首の傷に対して保護器を使用することは一切していませんでしたし、抱き方やくわえさせ方を修正することで、乳首の痛みはとれていました。

まとめ

乳首がいたくなる原因と原因別対処法

・浅吸い⇒正しい抱き方、くわえさせ方を身に付ける

     哺乳瓶、おしゃぶりは使用しない

・乳首の消毒⇒消毒しない

・下着、母乳パットが触れる⇒ラノリンを塗布しブレストシェルを使用する

・無理におっぱいから引き離す⇒おっぱいと赤ちゃんの口の間に隙間を作ってから離す

カンジダ感染症⇒病院にいき抗菌剤で治療する。  

         清潔と乾燥を心掛ける。

乳首に傷ができている時の対処法

・乳首に搾母乳を塗る

・抱き方を工夫してみる

・痛み止めを飲む

・どうしても痛い時は一旦休憩する

保護器をお勧めできない理由

まとめ

母乳育児で困ったら母乳外来に相談しましょう!

出産した病院に問い合わせてみるのもいいですし、こちらから全国の母乳外来の検索もできます。

www.oketani-kensankai.jp

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