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【母乳育児を楽しもう!】新米ママのための授乳方法まるわかりガイド

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ごめんなさい!

正直、育児をナメてました。

育児をナメていたのは、看護師としてNICUで働いていた経験があったからだと思います。

NICUで沢山の赤ちゃんを看てきたので、自分がママになる時は「赤ちゃん一人くらい余裕~♪」という具合にナメきってました。

そして赤ちゃんの栄養源である母乳に関しても勉強してきましたし、実際に赤ちゃんの体重管理もしてきたので自信がありました。

しかし実際にママになると、、、

率直な感想は母乳育児って大変やな”(-“”-)”

というのも、私の場合は乳腺が細かったようで頻回におっぱいがつまりました

そして一回つまると、母乳の出が悪いので赤ちゃんが泣いて吸ってくれない

その場面を見た旦那のばーちゃんが

「母乳が足りてないんやで」

「ママがヘタクソやから泣いてるやんか」

と口出ししてきました。

ぬぉ~~~~!!言ってくれるやんけっ!!!

という感じだったので母乳育児のストレスは想像以上でした(;´Д`)

これは途中で母乳をやめるママがいてもおかしくない。

そして私自身、何度も断念しそうになりました。

でも母乳には沢山のメリットがありますし「母乳で育てたい!」というママも沢山います。

なので元NICUナースとしての経験と、ママとしての経験をハイブリットさせてこれから母乳育児を頑張りたいというママのために、より実用的な母乳育児ガイドを作ることにしました!

この記事があなたにとって、楽しく母乳育児に取り組めるきっかけになりますように。。。

 母乳の出る時期と仕組み

母乳は産後の日数によって出る仕組みが違います。

なので産後の日にちごとにどのような仕組で出てくるのか説明します。

妊娠中~産後1~2日

母乳は妊娠中期から分泌を開始します。

なので妊娠後期に乳頭マッサージをしていると、ジワっと母乳がにじみ出てきたという経験がある人もいるのではないでしょうか。

この妊娠中期~産後1~2日目に泌される母乳が初乳と呼ばれるものです。

出産後、より早く初回のおっぱいをすることは今後の母乳分泌に繋がります。

産後1~2日間は、胎盤由来のホルモンが消失する時期と重なるため、母乳の分泌は少なく10~100ml/日 平均30ml/日です。

一回の搾乳量でいうと2ml~20mlと少量ですが、生後0日目の赤ちゃんの胃の許容量も6ml程度なので気にしなくて大丈夫です。

日数を重ねるごとに赤ちゃんの胃の許容量も大きくなっていきます。

出産直後より赤ちゃんがママのおっぱいを吸ったり、搾乳したりするなどおっぱいに刺激を与えることで、母乳の分泌は増加していきます

母乳は血液から作られています。

そのため生後1週間くらいまでは、母乳に血が混ざっていたり茶色がかった母乳が出たりすることがあります。

これは異常なことではなく、よくあることなので安心して下さい。

もし赤ちゃんがその母乳を飲んでしまったとしても特に問題はありません。

しかし1週間以上たっても血が出るという場合は一度母乳外来に相談してみましょう。

産後3~8日目

産後3~8日目は母乳の分泌が急激に増えるので、おっぱいがカンカンに張って痛みを感じることもあります。

この時期の母乳分泌量は平均500ml/日です。

母乳量を増やすには、この産後3~8日目の間の授乳回数がキモになります。

この時期、母乳の分泌を促すにはプロラクチンというホルモンの分泌が重要です。

このプロラクチンは出産後より徐々に減り始めます。

産後1週間経つとプロラクチンは出産直後の半分になります。

もし出産後からおっぱいに全く刺激を与えなかった場合は、産後2週間で非妊時と同じ分泌量になるくらい減っていきます。

ではこのプロラクチンの量を維持するにはどうしたらいいか。。。

答えは「頻回に授乳をする」です。

プロラクチンは赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことで、それが刺激となり分泌されます。

授乳するたびにプロラクチン濃度は2倍に上昇します。

しかし授乳45分後には再びプロラクチン量は減ります。

そのため頻回に授乳することでプロラクチン濃度を維持することが出来、結果母乳量を増やすことに繋がります

特に24時間で8回以上授乳することで、プロラクチン濃度を高く保つことが出来ます。

産後9日目以降

産後9日目以降になると母乳分泌が確立されます。

9日目までは母乳の分泌はプロラクチンによって調整されていましたが、9日目以降はおっぱいそのもので母乳量の調節をするようになります。

赤ちゃんが母乳を飲みおっぱいが空っぽになればなるほど、次から次へと母乳が作られるという仕組みです。

そのため母乳量を増やす、維持するためには頻回に授乳しおっぱいを空にすることが大切になります。

 母乳育児のメリット・デメリット

母乳育児のメリットデメリットを説明していきます。

母乳育児のメリット

消化によい

母乳と粉ミルクでは含まれるたんぱく質の成分が異なり、母乳に含まれるたんぱく質は消化しやすくなっています。

脳の発達を促す

母乳は赤ちゃんの脳の発達を促すのですが、その理由として2つ挙げられます。

1つ目は母乳に含まれている脂質が、赤ちゃんの脳神経の発育を促す効果がある。

2つ目はおっぱいを吸う時の口の動きそのものが脳の発達を促している

というものです。

身体が強くなる

母乳にはIgAという免疫が含まれています。

このIgAは赤ちゃんの体に最近やウイルスが侵入するのを防いでくれます

またママの皮膚には、常在菌といって色んな菌が付いています。

その菌を赤ちゃんが舐めることで赤ちゃんの免疫に繋がります。

なので清浄綿で毎回拭く必要はありません。

あごの発達を促す

ママのおっぱいと哺乳瓶は、ミルクを飲む時の口の動かし方が異なります。

哺乳瓶で飲む場合は、特に力を入れなくても次々にミルクが口に流れてきます。

しかしおっぱいはママの乳輪をしっかりとくわえ、あごを使っておっぱいをしごくようにして飲みます。

そのため赤ちゃんとしては、結構体力を使うのですがあごの発達を促す運動にもなります。

 乳幼児突然死症候群の予防

乳幼児突然死症候群というのは、今まで元気だった赤ちゃんが突然亡くなってしまうことをいいます。

原因はいまだに分かっていないのですが、うつぶせ寝、タバコの受動喫煙などが考えられています。

その乳幼児突然死症候群ですが、母乳育児で育てられた赤ちゃんの方が発症率が低いということが分かっています。

 ママと赤ちゃんの愛着を促す

赤ちゃんはママと直接肌で触れることで体温を感じ、匂いを嗅ぎ、ミルクの味を感じるなど全身を使って「ママ」を認識していきます。

また母乳分泌にかかせないプロラクチンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、このホルモンが分泌されることで母性を刺激します。

そうすることで相互に愛着が形成されていきます。

なので母乳があまり出ないという人も、スキンシップとしておっぱいを吸わせてあげることで得られる効果があります。

愛着形成だけでなく、前述で説明した皮膚の常在菌を赤ちゃんが舐めることでも免疫力を付けることができます。

なので母乳があまり出ないという人も愛着形成と免疫をつけることを目的として、赤ちゃんの機嫌のいい時におっぱいを吸わせてあげるといいでしょう。

 経済的

母乳育児はほとんどコストがかからないので経済的です。

 手間がかからない

ミルクを作る、哺乳瓶を消毒するという手間がかかりません。

産後の回復を促す

赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、プロラクチンだけでなくオキシトシンというホルモンも分泌されます。

そのオキシトシンが子宮収縮を促してくれるので、産後の回復も早くなります。

 産後の一番のダイエット

妊娠中は体に脂肪がつきやすくなるので、妊娠中に体重が増えてしまったという方は多いと思います。

そのような方にとっては、母乳育児はダイエットととしての効果もあります。

なぜなら妊娠中に自分の体についた脂肪が、母乳の脂質となって赤ちゃんにいくからです。

また母乳育児そのものでも一日500~700kcalのエネルギーを消費しています。

これらの理由から母乳育児がダイエットに繋がります。

 乳がんの予防につながる

国立がん研究センターより「日本人において授乳が乳がんリスクを低下させる可能性があると結論します。」という報告があります。

その他国際的な機関の研究でも母乳が乳がんの予防になるという結果がでているものがあります。

 母乳育児のデメリット

ビタミンKが摂取出来ない

母乳からの栄養で唯一摂取できないもの、それはビタミンKです。

ビタミンKが不足すると消化管や頭蓋内から出血するビタミンK欠乏症になるリスクがあります。

そのため赤ちゃんは入院中に出生時と生後5日目の2回、あと一か月健診の時の計3回ケイツーシロップというお薬を飲むことでビタミンKを補っています。

最近ではより確実にビタミンK欠乏症が予防できるという理由で、生後5日目以降1週間おきに3ケ月間ケイツーシロップを飲むことを推奨されていますが、これはあくまでも推奨レベルで対応も病院によって異なっています。

いずれにせよ病院でビタミンKの補足は出来ているので、過敏に心配する必要はありません。 

ビタミンDについて

他の記事で母乳のデメリットとしてビタミンDが不足すると記載しているものがあったので、それについて説明しておきます。

ビタミンDは日光を浴びることで体内で合成されます。

ビタミンDが不足すると成長前の子どもの骨が石灰化する「くる病」という病気にかかるリスクが高くなります。

そのようなビタミンDですが、

・母親が極端な食事制限を行わない

・子どもに極端な紫外線対策をしない

ことで不足するという事態は予防できます。

帽子・日焼け止めクリームなし、服のみの状態で1週間でトータル2時間程度の日光浴が子どもにとって適度な日光浴とされています。

感染症が赤ちゃんにうつる場合がある

ママが結核ヘルペスに感染した場合や、HIVのキャリアであった場合に母乳を与えると、赤ちゃんに感染するリスクがでてきます。

そのためそのような場合には母乳は禁止します。

話がそれますが以前インターネットで母乳が売買されていたことがニュースになりました。

その時は商品である母乳の管理の不衛生だったということが大きく取り上げられていましたが、それ以上に恐ろしいのはこれらの感染症が赤ちゃんに移ってしまうことです。

誰がどのような感染症を持っているか分かりません。

また感染症だけでなく普段からどんな薬を飲んでいるのか、タバコやお酒を摂取しているのかも全く分かりません。

そのため絶対に他人の母乳を赤ちゃんに与えていけません

タバコ、アルコールの制限

タバコやアルコールなどの嗜好品があるママにとっては、これらを禁止することによってストレスが溜まる場合があります。

誰にも変わってもらえない

哺乳瓶ならママが体調を崩したり用事があったりした時でも、誰かに赤ちゃんを預けることが出来ます。

しかし母乳のみで、しかも哺乳瓶を拒否する赤ちゃんの場合は誰にも変わってもらうことが出来ません。

 おっぱいトラブルが起きることがある

母乳育児をしていると何かとトラブルが起こります。

全くトラブルの無い人は本当に何をしても一切トラブルはないのですが、逆にトラブルの多い人はどんなに気をつけてもトラブルが起こることがあります。

粉ミルクのメリット・デメリット

次に粉ミルクのメリットとデメリットの説明をします。

 粉ミルクのメリット

 誰でもどこでもあげることができる

粉ミルクの場合は誰でもどこでもあげることが出来ます。

なので出掛け先でも授乳場所に困ることはありませんし、仕事復帰を考えているママにとってはとても助かる存在になります。

 腹持ちがいい

粉ミルクは母乳に比べて消化するのに時間がかかります。

(ただこれは消化が悪いというデメリットでもあります。)

腹持ちがいいので夜なども比較的長く寝てくれます。

 母乳トラブルがない

母乳トラブルが多いママにとっては、母乳トラブルは大きなストレスの原因となります。

粉ミルクになることでそのストレスからは解放されます。

 粉ミルクのデメリット

お金がかかる

粉ミルクは結構お金がかかります。

赤ちゃんの成長に合わせて必要なミルクの量は変わってきますが、完全に粉ミルクの場合ミルク代だけで一か月に1万円程度かかります。

またミルトン消毒の場合は消毒代もかかります。

手間がかかる

母乳の場合赤ちゃんが泣いたら、パッとおっぱいをくわえさせたらいいですが、粉ミルクの場合は一回一回台所に行ってミルクを作らなければなりません。

また使用後も消毒するなど手間がかかります。 

母乳育児推奨について

上記で母乳と人工ミルクの違いに関して挙げてきました。

母乳育児は赤ちゃんにとって沢山の効果があります。

そのためWHOでも母乳を推奨しており、WHOコードでも

医学的に必要でないかぎり、新生児には母乳以外の栄養や水分を与えないようにしましょう。

と書かれています。

母乳の効果には科学的な根拠があり、看護師としても推奨すべきものだと思ってします。

ただこの母乳育児の推奨には大きな落とし穴が一つあります。

ママによってはこの母乳育児の推奨が、焦りや罪意識の原因になりうるという点です。

・絶対に完全母乳にしたいという思いから、精神的なストレスを抱えてしまう。

・母乳が出ないということで、母親としての自信を無くしてしまう。

ということが起きる場合があります。

なので今回この記事を書くにあたり、母乳の成分に関するメリットを載せるべきか、

またどこまでを掲載すべきかなど悩みました。

しかし

・母乳に関して事実と異なる記事が多数あること

・間違った情報のために、母乳の出る母親までもが粉ミルクをあえて飲ましているという現状があること

から現時点で医学書に書かれている事実は事実として載せることにしました。

「粉ミルクは最近では母乳の成分にとても近くなっている」

という記事も見かけましたが、免疫物質、成長因子、ホルモン類など多くの成分が今の技術では再現できていません。

また母乳は飲み始めと後半とで味も成分も変わりますが、粉ミルクはそのようなことはありません。

それらの理由から母乳と粉ミルクの成分には未だに大きな違いがあります。

ここまでが現在の医学書で書かれている事実です。

だからといって粉ミルクでの育児を批判しているわけではありません。

ただ

・母乳が出るお母さんが、他の情報に振り回されることなく母乳育児を継続してほしいい

・「もうおっぱいやめたい」と思っているお母さんが、「こんなにメリットがあるならもう少し頑張ってみようかな」と思ってもらえたら

と思い書いています。

なのでもし、今後母乳育児が思い通りに進まなかったとしても、母親としての自信はなくさないで欲しいのです。

ママはママという存在だけで凄いんです。

NICUで働いていた時、どんなによく泣く子でも面会に来たママに抱っこされると途端に泣き止むという場面に何度もでくわしました。

赤ちゃんとって、ママに優しく抱っこされている時が一番幸せなんだと思います。

そのような場面をみてきて断言できることは育児する上で1番大切なのはママの優しい笑顔と愛情だということです。

なのでそれらに支障が出るほど、母乳にこだわる必要はありません。

赤ちゃんの体重、ママの体調と精神状態、おっぱいの状況などトータル的にバランスをとりながら足りない分は人工ミルクを追加する。

そうすることで無理なく母乳育児を楽しみましょう。

では次から本格的な実践のお話しをします。

母乳育児の方法

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抱き方

おっぱいをする時の抱き方としては横抱き、交差抱き、縦抱き、フットボール抱きと4種類あります。

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     横抱き            交差抱き(斜め抱き)

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     縦抱き             フットボール抱き

おっぱいの小さい人は縦抱き、おっぱいの大きい人はフットボール抱きがしやすいです。

また授乳クッションを使用すると、より赤ちゃんを安定して抱っこできます。

おっぱいの分泌量に左右差が出ないためにも、おっぱいは左右交互にしましょう。

初めのうちは左右5分ずつして、足りなければさらに左右5分ずつという具合にすると左右同じ時間で授乳しやすくなります。

★ポイント1

抱っこする時のポイントは、赤ちゃんとママが真正面で向き合っていることが大切です。

慣れない間は赤ちゃんの体は上を向いていて、顔だけ横に向いて抱っこしてしまっていること多いです。

そうなると赤ちゃんは上手くおっぱいをくわえられないので、赤ちゃんとママのおへそがしっかりと向き合うように意識して抱っこしましょう。

★ポイント2

生まれて間もない赤ちゃんは上手くおっぱいをくわえられないことが多々あります。

なのでおっぱいをくわえさせる時は、片手で赤ちゃんの首の後ろをしっかりと支え、もう反対の手で自分のおっぱいを支えながら赤ちゃんの口に乳首を持っていってあげましょう。

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ANGELIEBEなら授乳クッションが2280円~売ってます。

正しいくわえさせ方

よくあるおっぱいトラブルに「乳首が痛い」「乳首から出血した」というものがあります。

これらの原因の大半は正しくくわえることができていないというものです。

正しくくわえることが出来ず浅吸いになると、赤ちゃんが乳首の先だけをねぶっている状態になります。

そのため乳首に摩擦が生じて痛くなったり、出血したりということが起きます。

おっぱいは赤ちゃんが顎を使って乳輪部をしごくことで出てきます

そのため浅吸いになると、赤ちゃん自身もおっぱいを飲めないのです。

乳首が痛いと思った時は浅吸いになっているので、一回赤ちゃんをおっぱいからはずし、もう一回くわえさせましょう。

生まれて間もない赤ちゃんは口が小さく、しかもなかなか口を開けてくれないので、しっかりくわえさせるのが難しいかもしれません。

しかし回数を重ねることで、ママも赤ちゃんも上手になっていきます。

焦らず気長にトライしましょう。

★ポイント3

正しくくわえられているかどうかは、赤ちゃんの口元をみると分かります。

赤ちゃんの唇がしっかりおっぱいに密着していて、口角が140度以上開いていると正しくくわえられています。

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★ポイント4

おっぱいをまっすぐくわることが出来ていない場合も、おっぱいトラブルの原因になります。

おっぱいがまっすぐくわえられていない場合、授乳後の乳首が下の絵のようにいびつな形になっています。

そのような場合はまっすぐくわえることが出来ていないので、抱き方なども変えてみましょう。

正しくくわえられていない状態で授乳を続けると、乳首が痛くなったり出血したりなどのトラブルの原因になります。

 

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★ポイント5

乳首が痛い、出血したということで市販の「保護器」を使用する人がいます。

保護器のパッケージにも「乳首の痛みや出血に」と書いていますが、乳首の痛みや出血の原因は浅吸いであり、その浅吸いを修正することが一番の解決策です。

 そのため保護器を使用をするのではなく、赤ちゃんに正しいくわえ方をマスターしてもらう必要があります。

うまくくわえさせられない時は入院中なら助産師さんに、退院後は母乳外来に相談しましょう。

その他のポイント

 赤ちゃんの欲しがるサイン

おっぱいをする時に赤ちゃんが激しく泣いていると、なかなか上手くくわえてくれない場合が多いです。

そのため赤ちゃんが泣きだすちょっと手前で、おっぱいを始めてあげましょう。

そうするとスムーズにおっぱいをくわえてくれます。

赤ちゃんのミルクが欲しいサインとしては

・モゾモゾ動き出した

・口の周りを指で触るとパクパクしている

・自分の手をなめている

・クー・ハーと柔らかい声を出す

などがあげられます。

そのようなサインがあった時は、一回おっぱいをトライしてみましょう。

 3~4時間おきにはミルクをあげましょう

赤ちゃんが寝ているからという理由で6~7時間授乳間隔が空いたという話をよく聞きます。

しかし4時間以上授乳間隔があくと、赤ちゃん自身ミルクが足りなくなりお腹が空いた状態になります。

なので長時間泣かない場合は、お腹が減り過ぎて泣く元気がないために寝ていたということも考えられます。

また母乳は長時間おっぱいに貯留することで「もう母乳は必要ないんだな」と身体が判断してしまい、母乳を作らなくなってしまいます

そのため3時間~長くても4時間以上授乳間隔を空けないようにしましょう。

 人工ミルクを追加する目安

赤ちゃんのミルクが足りていない目安としては

・授乳間隔が1時間以上空かない

・一回の授乳時間が30分以上かかる

・体重が増えない(赤ちゃんは平均1日30g増加します)

があげられます。

授乳間隔が1時間以上空かない場合でも、ママがしんどくなければ何回でもおっぱいをしてもらっても構いません。

ただずっとグズグズ言っている、30分以上おっぱいを吸っているのに満足しないという場合は人工ミルクを追加してみましょう

はじめは20ccなど少量から追加をしてみて、赤ちゃんの機嫌と相談しながら追加量を決めていきます。

また体重増加に関して一日30g増えるというのはあくまでも目安です。

おっぱいの時間やウンチのタイミングでも体重は大きく左右されます。

なので神経質にならないようにしましょう

 ゲップが出ない時の対処法

ゲップが出ない時の説明をする前に、赤ちゃんはミルクを飲んだ後に、なぜゲップをしないといけないのかから説明します。

まず胃の構造についてですが、大人の胃に比べて赤ちゃんの胃は縦型になっています。

そして胃と食道を繋ぐ筋肉が弱いので、一旦胃に入ったものが再び食道に上がってきやすくなっています。

そのため赤ちゃんはミルクを吐きやすいのです。

そして赤ちゃんはミルクを飲む時に大量の空気も一緒に飲むという特徴があります。

なのでミルクを飲んですぐにベッドに寝かした場合、ゲップと一緒にミルクを吐くことがあります。

赤ちゃんは自分で横を向いたりできないので、その吐いたミルクで窒息してしまう危険性があります。

そうした窒息を予防するために寝かせる前にゲップを出してあげる必要があるのです。

しかしゲップが出ない時や、上手く出せない時もあります。

ゲップが出せていないこと自体は異常なことではないので心配する必要はありません。

ただ授乳後に吐いてしまう可能性は高いので、そのような場合は30分程抱っこしたりクッションを使用したりすることで上半身を少し起こしてあげましょう

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*クッションでの上体アップは徐々に体がズレ落ちてくるので、ママの目の届くところで使用しましょう。

 赤ちゃんが「オエッ」となった時

哺乳瓶でもおっぱいでも乳首を赤ちゃんの口に入れた時に「オエッ」とえずくときがあります。

はじめてママになった方の場合、ちょっとビックリするかもしれないので、その点についても説明します。

赤ちゃんの舌は根元側2/3と喉の奥を刺激されることで嘔吐反射がおき「オエッ」となります。

大人も喉の奥を刺激すると「オエッ」となりますが、赤ちゃんはその刺激により反応する範囲が広いのです。

なので授乳しようとすると「オエッ」となることがあり、ママをビックリさせるかもしれません。

赤ちゃんが成長するにつれ、反射が誘発される舌の範囲は舌の根元側1/4へと退化していきます。

もし授乳しようとして「オエッ」となった時は、一旦乳首を抜いて落ち着かせてあげましょう。

ミルクを欲しがらない様なら無理にあげず、授乳も中断しましょう。

 母乳にこだわりすぎない

「母乳で育てたい!」そう思うことは哺乳類としての本能でありますし、前向きに母乳育児に取り組もうという思いはとても素敵なものです。

しかし頑張り過ぎには注意しましょう

生まれてこのかた一滴も粉ミルクを使用しなかった赤ちゃんの方が珍しいです。

また赤ちゃんがおっぱいを飲んで、減った分の母乳が作られる。

その繰り返しによって需要と供給のバランスがとれてきます。

その需要と供給のバランスが取れるようになるまでは、おっぱいがカンカンに張って痛いという人もいれば、逆におっぱいが足りないという人もいます。

そのような時に「絶対に母乳だけで育てたいんです」とこだわってしまうと大きなストレスを抱えてしまう原因になります。

ここまで母乳について説明してきた私ですが、もちろんおっぱいが足りない時は粉ミルクを追加しています。

楽しく母乳育児に取り組むには、意気込みすぎないこともポイントです。

 他人のいうことは気にしない

私も旦那のばーちゃんに色々言われました。

ネットで「姑からの口出しがストレス」と書いている記事を見かけますが、まさか自分も言われると思っていませんでした。

しかも口出しされるとかなりムカつく”(-“”-)”

なので姑の一言で傷ついたり、自信を無くしたりするママの気持ちは分かります

でもここは割り切っていくしかありません。

聞こえないふりするか、その場だけ聞くふりするか。。。

私は最初聞こえないふりをしていましたが、年数を重ねる中でばーちゃんの様々な小言に対して、冗談ぽく「うるさいわ!」と言い返す技術を身に付けました。(笑)

でも本当は旦那さんに空気を察してもらって、姑に上手に注意してほしいところであり、それが一番の解決策だったりします。

なのであまりにも堪えられないという人は旦那さんに相談してみましょう。

 授乳にまつわる間違ったウワサ

子育ては母から子へと受け継がれていくことが多いです。

しかし昔と今では様々なことが変わりました。

・ライフスタイル

・医学的な根拠の解明

・様々な育児物品の登場

そのため自分の親や祖父母から言われた育児方法に関して、疑問にもつこともあるのではないでしょうか。

年配の人がよくいう育児方法で現代では間違っているとされている代表的な例が3つありますので、その点についてお話します。

 粉ミルクもあげた方がいい

年配の人で「粉ミルクもあげた方がいい」という人がいます。

これに関しては、母乳が足りていないなら粉ミルクもあげた方が良いですが、母乳が出ている場合は粉ミルクを飲ます必要はありません。

ではなぜ年配の人は「粉ミルクもあげた方がいい」というのでしょうか。

ここで日本の過去に振り返ってみます。

高度経済成長の時には沢山のアメリカ文化が日本に入ってきました。

当時のアメリカでは粉ミルクが主流。

そのため日本でも「アメリカでは粉ミルクが主流」⇒「粉ミルクの方が良い・オシャレ」というように認識され粉ミルクが一気に広がります。

またその後も「画期的」「待望の」というキャッチコピーとともに「母乳サイエンスミルク」「母乳バランスミルク」という粉ミルクを推奨するような商品名のミルクも登場。

極めつけには日本小児科学会栄養委員会という権威のある人が「最近の粉ミルクは安心して使える,母乳と遜色ないも のになった」という発言をしました。(その後研究が進み母乳の効果が見直されているのが現在です)

年配の人が「粉ミルクも飲ませた方が良い」というのには、このような歴史も影響していると考えられます。

 白湯も飲ませた方がいい

この「白湯も飲ました方がいい」という意見にも歴史が関係しています。

昔の粉ミルクは母乳に比べて電解質の濃度が高かったのです。

なので赤ちゃんの体内の電解質の濃度を下げるため「白湯を飲ませましょう」と多くの育児書に書かれていました。

しかし現在の粉ミルクは濃度が濃いといったことはないので、白湯を飲ませる必要はありません。

(必ずミルク缶に書いてある指定量に従ってミルクを作ってください)

母乳育児の方も同じく白湯を飲ませる必要はありません。

果汁も飲ませた方がいい

ビタミンの補充のためにという理由で果汁を飲ませた方がいいという方もいます。

これに関してアメリカ小児学会では「生後6か月未満の児に果汁は飲ませるべきではない」と勧告しています

その理由は

・果汁には栄養的価値はない

・果汁の過剰摂取は下痢、虫歯、お腹がはる原因になる

というものです。

 母乳育児に困った時の相談先

母乳育児をしていると何かと不安になったり、困ったりすることがあります。

・おっぱいを上手に吸ってくれない

・乳首が痛い、血が出てきた

・おっぱいにしこりができた

・母乳が出なくなってきた

・母乳がたりているのか不安

などなどママの不安は尽きないと思います。

そのような時は一人で抱え込む必要はありません。

母乳外来に相談しましょう

出産した病院に問い合わせみるのもいいですし、↓↓こちらでも全国の母乳外来を検索できます。

www.oketani-kensankai.jp

 まとめ

 産後の日数によって母乳分泌の仕組は異なります。

母乳のメリット

・消化にいい

・脳の発達を促す

・身体が強くなる

・あごの発達を促す

・乳児突然死症候群の予防になる

・ママと赤ちゃんの愛着を形成する

・経済的

・産後の回復を促す

・産後のダイエットになる

母乳のデメリット

・ビタミンKは摂取できない

感染症が赤ちゃんにうつる場合がある

・タバコ・アルコール

・おっぱいトラブルがある

粉ミルクのメリット

・誰でもどこでもミルクをあげることが出来る

・腹持ちがいい

・おっぱいトラブルがない

粉ミルクのデメリット

・お金がかかる

・手間がかかる

母乳育児は世界的にも推奨されていますが、それがストレスの原因になることもあります。

赤ちゃんの体重増加、ママの精神状態や体調、おっぱいの状況などトータル的にバランスをみながら必要な時は粉ミルクも追加しましょう。

母乳育児の方法

・赤ちゃんとママがまっすぐ向き合うように抱っこしましょう。

 ・赤ちゃんがおっぱいをしっかりくわえるように抱っこしましょう。

・乳首が痛い、血が出た場合の対処法は保護器ではなく、しっかり赤ちゃんにくわえさせることです。

・赤ちゃんのミルク欲しいサインの時に授乳を開始しましょう。

・3~4時間以上は授乳間隔を空けないようにしましょう。

・粉ミルク追加の目安

・ゲップが出ない時の対処法

・赤ちゃんが「オエッ」となった時

・母乳にこだわり過ぎない

・他人のいうことは気にしない

母乳にまつわる間違ったウワサ

母乳育児の相談窓口

 

以上で終わりです。

最後に一言

母乳育児に関する書籍・記事は沢山あります。

その中には母乳育児を「成功させる」という表現のものも多数見かけます。

ただ育児に関して「成功させる」という表現は適切なのか。。。少し違和感を感じます。

母乳育児はあくまでも育児の一環であり、そこには成功も失敗もありません

そして途中でも述べましたが、赤ちゃんにとって一番大切なのはママの優しい笑顔です。

その笑顔を維持するためにも母乳育児を含め育児を楽しんで欲しいと思います。

これから母乳育児を頑張りたいと思っているあなたも、そのことは忘れないでくださいね。

あなたが楽しく母乳育児が出来るように、不安や悩みの解消に繋がる情報をこれからも発信していきますね。

参考文献:大山牧子 NICUスタッフのための母乳育児支援ハンドブック

     桶谷桐子 すぐに使える!70の事例から学ぶ母乳育児支援ブック

     仁志田博司 新生児学入門

 

合わせてお読みください。

www.stellacafe7.com

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