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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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NICU看護師になったら読むべき本とは?まず勉強しておくべき3つのこと

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NICU看護と成人看護では異なることが多く、また成人看護では問題なかったことがNICUでは禁忌ということも沢山あります

ただ異動してきたばかりの間は、何がどう違うのかということ自体が分からないですよね。

また分からないことだらけの時は、事故の予測もしにくいためそのことがさらに精神的な負担となります。

成人病棟からNICUへの異動はこのギャップに適応し、仕事に慣れるまでが非常にしんどいんです。

慣れないNICUという病棟で看護師が少しでも早く慣れるために必要となるのが、新生児看護の知識になります。

ここではNICU看護師になったらまず押さえておきたい勉強内容と、その際に活用できる本の紹介をします。

新生児看護の知識さえ身に付ければ、あなたのこれまでの看護師経験を活かせる場面も沢山でてきますので、新生児の勉強を頑張っていきましょう!

NICU看護師はこの3本柱をまず勉強しよう

NICU看護師になったらまず押さえておきたい3本柱があります。

それが、

・新生児の解剖生理に関すること

・医療機器に関すること

・家族のケアに関すること

となります。

具体的にお伝えしていきますね。 

新生児の解剖生理

新生児看護をする上で新生児に関する知識は必須になります。

その中でも重要なのが新生児の解剖生理です。

・胎児循環からどのような機序で新生児循環に変わるのか

・新生児が生まれて初めて呼吸をするとき、肺の中ではどのようなことが起きているのか

・新生児黄疸はなぜ起きるのか

・・・などなど新生児ならではの解剖生理の知識が必要になります。

この解剖生理が理解できると、病態もスムーズに理解できますし観察力がぐっと高まります。

またポジショニングなどのケアの注意点も分かるようになります。

新生児の解剖を理解する上でおススメの本が「新生児学入門」です。

私の病院ではNICUに配属されると一番にこの本を使って勉強するようにいわれていました。

新生児学入門はかなり詳細にエビデンスがしっかりと書かれています。

そのため新生児学入門の内容を理解できれば、赤ちゃんの観察をしながら多くのことを予測することができます。

ただこの新生児入門は書いていることが難しいというデメリットがあります。

いきなりこの本を読んでもなかなか理解できないと思うんですよ。

そこで併用してほしいのがメディカ出版の【ネオネイタルケア 増刊号】です。

増刊号は様々な種類があり、

「ここからはじめる!新生児呼吸管理ビジュアルガイド」

「見る!聴く!触れる!異常サインをキャッチ!新生児の症状別アセスメント 赤ちゃんのサイン、これで見逃さない!」

「新生児の診療・ケアQ&A 早産・ハイリスク編 これだけは知っておきたい代表的疾患と症状・所見」

などがあります。

ネオネイタルケア増刊号は絵が図が沢山入っているので、初心者の方にもわかりやすい内容になっています。

しかしネオネイタルケアは分かりやすい反面、内容が新生児学入門ほどは深くないんです。

ネオネイタルケアもとても詳しくは書かれているのですが、ただ解剖生理をより深く理解しようと思うと、ネオネイタルケアだけではエビデンスをつなげることができないという場合があります。

そのような場合でも新生児学入門を読むとエビデンスが明記されていることが多いのです。

そのためはじめはネオネイタルケアで勉強しながら、エビデンスがつながらないときに新生児学入門で穴埋めをするように知識を増やしていくとかなり深く解剖生理を理解できるようになりますよ。

ネオネイタルケアは月刊もあります。

月刊では新生児のケアや家族ケアの特集や最新のNICU情報などが紹介されています。

私もNICUで働いていた時はネオネイタルケアの月刊を定期購読していました。

医療機器に関すること

新生児医療では多くの医療機器を扱います。

今まで人工呼吸器を扱ったことのない看護師の場合、この医療機器の操作に不安を感じるのではないでしょうか。

そのような方にお勧めしたいのが著者:松井 晃「赤ちゃんにやさしい使い方が分かる 新生児ME機器サポートブック」です。

 (↓完全版というものが新しく出版されているようです。)

この本では赤ちゃんの体のしくみに基づいた医療機器の説明がされており、呼吸器の種類の違いや、PIP・PEEPなどの設定値は何を意味しているのかなどが分かりやすく解説されています。

本の中には絵や図も多いので、「機械が苦手」という人も抵抗なく読める内容になっています。 

家族のケア

小児科は家族科ともいわれており、家族へのケアも大事な役割の一つです。

その中でもとくに大事なのが「母乳育児」「愛着形成の促進」に関することです。

まず母乳育児に関しては、助産師並みの知識が求められます。

なぜなら未熟児の赤ちゃんにとって、母乳は粉ミルクでは代用できない大事な栄養素だからです。

そのためママが面会した時に母乳の分泌量やおっぱいトラブルを起こしていないか確認し、ママの相談に応じていきます。

著者:大山 牧子「NICUスタッフのための母乳育児支援ハンドブック」にはNICUならではの母乳育児について書かれています。

またメディカ出版のペリネイタルケア増刊号では母乳育児指導を特集したものもあるので、これらの本をもとに勉強すると分かりやすいです。

ちなみにネオネイタルケアは新生児について、ペリネイタルケアは産科についてが書かれているので購入の際はご注意ください。

ちなみに私がこれらの本をもとに母乳育児中のママに向けて書いた記事もありますので、よければ参考にしてください。

www.stellacafe7.com

また母子分離状態にあるママ・パパが赤ちゃんとの関係を築いていくために、愛着形をを促せる関りをしていかなくてはいけません。

カンガルー抱っこや直接授乳など赤ちゃんの成長や状態をみながら、どの段階でどのような育児参加ができるかも勉強していく必要があります。

他にも赤ちゃんに障害があった場合や赤ちゃんが亡くなった場合の家族への精神的なケアも重要な看護師の役割になってくるので、親のメンタル面の知識も付けていく必要があります。

こちらの記事は赤ちゃんがNICUに入院することになったママ・パパへ向けて書いた記事になります。

ママたちがどのようなことに不安を感じているかなどを知ることができると思いますので合わせてお読みください。

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これら3本柱を中心に勉強していくとNICUで必要な知識を網羅できると思います。

さいごに

成人と新生児では体のつくりなどが大きく異なるため、戸惑うこともあるかもしれませんが、新生児ならでは知識をつけたあとは、あなたのこれまでの看護師経験を沢山活かすことができると思います。

慣れるまでが大変かと思いますが、ぜひ頑張ってくださいね。

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