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ナース・ミントの悩み解決クリニック

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NICU看護師の役割・求められる能力は?元NICU看護師が徹底解説します!

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NICU看護師になりたいという方に向けて、NICU看護師の役割や求められる能力、どうしたらNICUで働くことができるのかを元NICU看護師が解説します。

最近ではドラマ「コウノドリ」で取り上げられたこともあり、NICUの認知度は大きく広がりました。

ドラマでは感動的なシーンも多いので、見ていて「NICUで働いてみたい!」と思った方もいるのでは?

だけどNICUって大変そうなイメージがあるし、自分にもなることができるのだろうか?と気になる点が沢山ありますよね。

今回は「NICUで働いてみたいけど、実際はどうなの?」という方が気になっている点について徹底解説します。

NICUってどんなところ?NICUとGCUの違い

NICUはNeonatal Intensive Care Unitの略で日本語では新生児特定集中治療室といわれています。

新生児特定集中治療室(しんせいじとくていしゅうちゅうちりょうしつ)は、病院において早産児低出生体重児、または何らかの疾患のある新生児を集中的に管理・治療する集中治療室である。NICU (Neonatal Intensive Care Unit) の略語で呼ばれることが多い。日本では1970年代頃から導入が進んだ。

新生児特定集中治療室 - Wikipedia 

NICUは24時間体制で赤ちゃんに高度医療を行う場所です。

高度医療を行っているため、日勤、夜勤問わず赤ちゃん3人に対して看護師が1人という体制になっています。

またNICUと一緒にGCUも設置されている病院も多いのでGCUについても説明しますね。

GCUはGrowing Care Unitの略で日本語では継続保育室と呼ばれています。

GCUはNICUで治療したのち状態が安定した赤ちゃんがや、退院が近くなった赤ちゃんが入院しています。

GCUでは退院指導や退院後のフォローが主な役割になります。

NICUよりも重症度が軽くなるので、看護師一人当たりの受け持つ赤ちゃんは多くなり、夜勤だと10人以上受け持つこともあります。

ちなみに私が働いていたNICUNICUが15床、GCUが18床でスタッフは数か月~数年単位のローテーションで変わっていました。

どんな赤ちゃんがNICUに入院するの?

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赤ちゃんがNICUに入院する理由は早産や未熟児だけではありません。

また赤ちゃんの入院する理由によってもケアの内容は異なってきます。

どんな赤ちゃんがNICUに入院するのか、またその赤ちゃんにはどのようなケアをするのか説明していきますね。

早産、低出生体重児

妊娠37週から正期産となります。

なので37週未満で生まれた赤ちゃんは早産となります。

体重に関しては2500g未満が低出生体重児となります。

なので36週以下、2500g未満で生まれた赤ちゃんはNICU入院の対象となります。

妊娠週数のわりに赤ちゃんの体重が小さい場合を子宮内胎児発育遅延(IUGR)といい、週数が37週を越えていても赤ちゃんの体重が2500未満になるということもあります。

そのような場合も一旦NICUに入院します。

早産、低出生体重児の赤ちゃんは、週数によって行う処置は大きく異なりますが、どの赤ちゃんに対しても全身状態の管理をしながら成長を支えることが主なケアになります。

呼吸障害、重症仮死

出産というのはママにとっても、赤ちゃんにとってもすごくストレスのかかるものなので、出生時に赤ちゃんが仮死状態や呼吸障害になってしまうことがあります。

このような仮死、呼吸障害もNICUの入院対象となります。 

呼吸障害、仮死状態の場合は循環、呼吸状態の安定を目指します。

心臓に奇形がある

妊婦検診ではエコーで赤ちゃんの心臓の形や血流を確認されます。

その時に心臓の形に奇形が見られた場合、正常分娩以外も扱える病院を紹介されます。

そして出産後、赤ちゃんはNICUに入院し精査したり、治療が必要な場合は治療を行ったります。

心疾患のある赤ちゃんは心臓に負担をかけないようにするため「泣かせない」というのも大事なケアのひとつになります。

妊婦検診で異常が確認されていなくても、出産後の診察で心奇形が確認される場合もあり、そのような場合もNICUに入院します。

感染の危険性かある

破水後24時間以内に分娩されない場合や、ママがGBS保菌者など、赤ちゃんに感染症の危険性がある場合は、経過観察、抗生剤投与の目的でNICUに入院します。

黄疸がある

赤ちゃんに黄疸が出た場合、このようなブルーライトを当てて黄疸を軽減させます。

ブルーライトを当てることで、黄疸の原因になっているビリルビンがおしっことして体外に出ていきます。

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先天性の病気の疑いがある

ダウン症18トリソミーといった染色体異常をはじめ、その他の先天性の病気の疑いがある場合もNICUに入院し色んな検査を行います。

奇形がある

赤ちゃんの奇形として多いものに、指の数が多い多指症、指同士がくっついている合指症、口唇口蓋裂が挙げられます。

またその他の奇形もNICUの入院対象となります。

奇形以外に異常がないか検査をしながら形成外科の紹介をします。

口唇口蓋裂の場合はミルクを飲む練習もママと一緒にしていきます。 

未受診妊婦から生まれた赤ちゃん

妊娠期間中に妊婦検診を受けていない妊婦のことを未受診妊婦といいます。

未受診妊婦の場合、妊娠何週なのか、赤ちゃんは育っているのか、母親に持病や感染症はないのかなど全く分かりません。

そのため出産後、赤ちゃんはNICUに入院し色々検査を行います。

未受診妊婦の場合様々な事情を抱えていることが多いので、退院調整なども重要になってきます。

未受診妊婦の詳細についてはこちらをご覧ください。

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NICU看護師の役割

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NICU看護師の役割は大きく分けて4つあります。

新生児のケア

新生児のケアは一番の役割です。

少し前までの新生児医療は未熟児の赤ちゃんに対して、とにかく「命を救う」ことに重点を置かれていましたが、今は医療の進歩により「後遺症のない生存」を目指している段階です。

そのため未熟児の赤ちゃんに与えるストレスを最小限にしながら処置を行うことがポイントとなります。

また新生児ケアの3本柱といえるのが、

・感染管理

・体温管理

・栄養管理

です。

赤ちゃんは感染に対する抵抗力が未熟なため、感染症ひとつとっても重症化する場合があります。

そのため感染管理がとても重要なんです。

処置前後の手洗い・消毒は当たり前、私の働いていた病院では一度床に落とした物品は不潔なので使用せず破棄するという対応をしていました。

また赤ちゃんは体重に対しての表面積が大きいので体温低下をきたしやすいという特徴があります。

体温管理ができないことが状態変化の原因にもつながるので保育器内の温度調整を行いながら赤ちゃんの体温管理をします。

そして赤ちゃんは発達過程にある存在なので、栄養管理しながら体重の増加を目指します。

未熟児の赤ちゃんには母乳がとても大事な栄養になるので、ママの母乳の分泌などもみながら母乳育児をすすめていきます。

この3本柱を徹底しながら、循環状態、呼吸状態の観察を行い、何かあったら医師に報告します。

家族のケア

「小児科は家族科」とも言われており、家族へのケアも大切になります。

自分の子どもがNICUに入院するというのは、家族にとって大きな不安を伴います。

そのため、家族の不安を軽減するために丁寧な説明をしたり、家族の方と交換ノートをすることで家族がいない間の赤ちゃんの様子を伝えたりします。

特に不安の強い家族の場合は、医師との面談を速やかにセッティングしたり、看護師も家族の話をゆっくり聞いたりする時間をつくります。

また母子分離されている状況でも愛着形成が行えるように、赤ちゃんの成長に合わせて家族の育児参加をすすめていきます。

母子分離状態にあると母乳の分泌が減ることもあるので、母乳育児の相談にものります。

こちらの記事はNICUに赤ちゃんが入院しているママ・パパに向けて書いた記事ですが、NICUのイメージを知るのに参考になると思います。

NICUに赤ちゃんが入院して不安なママへ。NICUを分かりやすく解説します。 - ナース・ミントの悩み解決クリニック

退院指導

赤ちゃんの退院が近づいてきたら、ミルクの追加方法や育児する上での注意点など一般的な育児指導に加え、心疾患や在宅酸素の持ち帰りなど個別性に合わせた退院指導を行っていきます

私は働いていたNICUでは、退院後ママが育児する上で困らないように、退院前になったら沐浴や授乳時間の調整などもママ主体で行ってもらっていました。

またNICUには様々な事情を抱えたママがいます。

DVを受けているママ、住所不定のママもいるため、そのようなママたちが退院後安全に育児できるようにソーシャルワーカーさんと連携して退院後の環境を整えていくのもNICUの大事な役割です。

退院後のフォロー

NICUでは様々な障害や事情を抱えて退院する赤ちゃんが多いので、退院後も色んな不安が出てくることが予測されます。

そのような退院後のフォローもNICUの大切な役割の一つです。

私の働いていたNICUでは退院後も困ったことがないか確認の電話をかけるようにしていました。

またママたちからの電話相談も24時間受け付けており、何かあったらいつでも診察を受け入れられる体制をとっていました。

NICUの一日の流れ

NICUは赤ちゃん3人に対して看護師が一人という体制のため、入院や急変がなければ比較的落ち着いています。

8:30 申し送り

8:30~9:00 カンファレンス

9:00~受け持ち赤ちゃんのケア

    赤ちゃんの体重測定・清拭・沐浴

    保育器交換、呼吸器回路交換

    点滴更新など

11:30~13:30 前半・後半に分かれて1時間ずつ休憩

13:30~午前に引き続き赤ちゃんのケア

    家族の面会があればカンガルー抱っこなど育児参加を勧めます。

    ママの母乳育児の相談などにものります。

17:00 夜勤に引き継いで終了

 

このタイムスケジュールの合間に赤ちゃんの授乳があります。

小さい赤ちゃんの場合は2時間おきの注入。

退院前の赤ちゃんの場合は自律授乳(泣いたら授乳)となります。

 他にも、おむつ交換、体位変換、バイタルサイン測定などを適宜行います。

 

見ての通り、入院がなければ比較的落ち着いています。

ただ私の働いていたNICUは新生児搬送をどんどん受け入れる病院だったので、結構バタバタしていました(;''∀'') 

GCUの場合もタイムスケジュールはほぼ同じで、看護師の受け持ち人数が多くなるイメージです。

そのため時間的な側面からみるとGCUの方が忙しいです。

NICU看護師のいいところ・嬉しいところ

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アセスメント能力が身につく

NICUで働くと看護師として必要なアセスメント能力はかなり鍛えられます。

赤ちゃんは言葉では伝えることはできませんが、活気や表情、心拍数など全身を使って訴えてくれます。

そのような赤ちゃんのサインから「どこがしんどいのか」「なぜ元気がないのか」をアセスメントしなければいけません。

そのため考える力を養うことができるのです。

また心拍数、SPO2の変動も考慮してケアする必要があるため、解剖生理の理解を深めることもできます。

人工呼吸器の管理ができるようになる

人工呼吸器の管理ができるようになるというのは、転職の際などに強みになります。

赤ちゃんの場合は成人と違って挿管チューブにカフがなく、挿入の長さも数センチと短いため、大人よりもきめ細やかな管理が必要になります。

そのため新生児の人工呼吸器管理が出来たら、成人の人工呼吸器管理は精神的に楽に感じるようになります。

赤ちゃんがかわいい

やっぱり赤ちゃんは可愛いです(笑)

それだけで癒されます( *´艸`)

そして成長していく姿をみるのは最高にうれしい!

むちゃくちゃ愛着わきますからね。 

体力的には楽

NICUはワンフロアなので歩く距離も多くありませんし赤ちゃんも軽いので、一般病棟で働くことに比べると体力的には非常に楽です。 

自分が育児するときに楽

赤ちゃんのことは大体わかっているので、自分が母親になったときの育児はかなり楽になります。

人生観が変わる

小さな赤ちゃんが一生懸命に「生きよう!」としている姿をみていると沢山のことを考えさせられます。

命の尊さ

親の愛

生きる意味

赤ちゃんの命に触れることで勇気を沢山もらえます。

NICUで働いていると赤ちゃんが亡くなることもありますし辛いことも沢山ありますが、赤ちゃんたちが「命」について沢山教えてくれます。

そのような中で働いていると今までの人生観が大きく変わり「自分も一生懸命にいきなくては」と考えるようになります。

NICU看護師の大変なところ・つらいところ

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精神的なプレッシャーが半端ない

全てがミリ単位の世界で、かつちょっとのミスでも命に関わるので精神的なプレッシャーは半端ないです。

ミスじゃなくても、赤ちゃんの体位を整える際に首の角度が少し違うだけで心拍数やSPO2がいきなり下がることもあります。

また赤ちゃんはよく無呼吸を起こすので、フロア内のモニターアラームがよくなります。

そのためモニターアラーム音が耳から離れなくなり、家に帰ってからもモニターがなっているような気になります。

全てにミリ単位という細かさが求められる

ケアのすべてにミリ単位という細かさを求められます。

普段使っている抗生剤などは全て成人用の量でつくられているので、赤ちゃんに使用する際は毎回希釈して数ミリ単位の薬液のみを使用することになります。

そのため赤ちゃんへの点滴準備は、毎回ミリ単位の計算が必要になってきます。

他にも挿管チューブのちょっとした角度でもエア入りが大きく変わります。

このように、とにかくすべてがミリ単位の世界で、そのミリ単位のズレが赤ちゃんの状態に直接影響します。

転職の際に採血もできないというのがコンプレックスになる

NICUでは採血や点滴は医師がするため採血や点滴といった一般的な看護技術の習得ができません。

そのことが転職の際はコンプレックスになる場合があります。

私も転職の際は成人病棟は考えられませんでした(;’’∀’’)

でも、これに関してはあまり気にしなくて大丈夫ですよ。

詳しくは以下でお話しますね。

家族とのかかわりが大変な時がある

小児科は家族科なので家族とのかかわりも大切なのですが、時に家族との関りが大変な時があります。

親御さんから細かい要求をされることもありますし、看護師の立ち振る舞いひとつがクレームの原因になることも多々あります。

親御さんの気持ちを考えると大事なわが子を預けているわけなので、自分が近くにいない間、わが子が大事にしてもらえているか不安になるのも当然のこと。

そのため厳しい意見をもらうこともあります。

また様々な事情を抱えたママの対応は特に大変です。

中には子どもの治療をしてほしくない、出生届を出したくないと言い出すケースもあります。

どちらも放置するわけにはいかないので、ママの話を聞きながらも赤ちゃんに支障の出ない結果にもっていかなくてはいけません。

このような場合、医師、師長、看護師、ソーシャルワーカーみんなでカンファレスしながら対応していきます。

赤ちゃんが亡くなるというのは本当に辛い

大変なことは沢山ありますが一番辛いのは赤ちゃんがなくなるということです。

しかしNICUで働いている以上、ここを避けては通れません。

NICU看護師に向いている人

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赤ちゃんが好き

赤ちゃんが好きというのは絶対条件です。

なぜなら赤ちゃんを泣かせないための「愛」が必要だからです。

心疾患や肺に障害のある子の場合、泣くだけでSPO2が60台に下がることがあります。

また泣いたことがきっかけで急変することもあります。

これらのような赤ちゃんは「泣かせない」というのが大事なケアの一つになるんです。

時には夜勤中、ずっとその赤ちゃんを抱っこするということもあります(もちろん途中で交代もあります)

このような対応は赤ちゃんが好きじゃないと厳しいと思うんです。

だから赤ちゃんが好きというのは絶対条件になります。

勉強熱心である

NICUでは多くの専門知識が必要とされます。

赤ちゃんをケアするにはアセスメント能力が重要になってくるので、解剖生理や病態をしっかり理解しなければいけません。

また薬の副作用などもダイレクトに影響を受けるので「知らなかった」では済まされないことが多いです。

そのため勉強熱心であることが大切です。

精神的に強い

NICUで働くなら精神的な強さも重要になってきます。

NICUは急変も多いですし、自分の手技一つでも赤ちゃんの状態が変わることがあります。

そのため精神的に強くないと、精神的負担に耐えられない可能性があります。

几帳面、丁寧

赤ちゃんのケアは全てがミリ単位。

その細かい作業をていねいにできるというのも大切な要素です。

NICU看護師に向かない人

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精神的に弱い

繊細で傷つきやすい性格の人には厳しい世界ともいえます。

私が働いた4年半という短い間でも、スタッフがある日突然来なくなるというということが数回ありました。

私も新人時代は毎朝お腹が痛くなっていたので、精神面でいうとあまり向いていない人間だったのかもしれません(;^ω^)

ガサツ、適当

看護師をする上でどの科にいったとしても「ガサツ」「適当」は致命的なのですが、赤ちゃんの場合、体位一つとっても状態変化につながるので「適当」というのは絶対に許されません。

また未熟児の赤ちゃんの場合、ガチャンッといった騒音にびっくりして無呼吸を起こすことがあります。

そのため「ガサツ」というのは単なる性格上の欠点では済まされないのです。

NICU看護師になりたい!気になるQ&A

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これからNICU看護師になりたいという方が気になっている点についてQ&A方式でお答えしていきます。

どうやってNICU看護師になったの?

私は産科・小児科で有名な病院付属の看護学校に通っていたので、卒業後に働く病院はその産科・小児科で有名な病院と決まっていました。

入職時、部署希望を3つ書かなくてはいけなかったので、その時に循環器病棟・外科・NICUと書いたところ、NICUに配属されることになりました。

NICUで働きたい場合は、周産期医療が得意としている病院に就職することをおすすめします。

周産期に力を入れている病院は「NICUで働きたいんです」というスタッフを歓迎してくれます。

新卒でNICU看護師になれる?

病院にもよるかと思いますが、私の働いていたNICUは毎年新卒の子が来ていました。

もちろん私も新卒で配属になっています。

そのため新卒でもNICU看護師になることはできますよ。

NICUで働くのは成人看護は経験してからの方がいい?

看護師としてのステップアップとしてまずは成人病棟を。と考える方もいますが、私個人の意見としては成人の感覚を覚えてからNICUにくるよりは、新卒の状態でNICUに来た方がいいように感じます。

というのも、成人看護では当たり前のように許容範囲だった内容が、NICUでは禁忌ということが多いからです。

また検査データの解釈の仕方や、基準値なども成人と新生児では全く異なります。

そのため成人病棟からNICUに異動してきた人は、成人病棟とNICUのギャップに慣れるのに苦労していた印象があります。

新卒の何も知らない状態でNICUに来た方が、そのようなギャップに違和感を感じることなく仕事に慣れることができると思いますよ。 

給料は一般病棟と異なるの?

給料は一般病棟と全く一緒です。

大きな総合病院はほとんどの場合が、ICUも透析もオペ室も給料はみんな一緒です。

オペ室の場合は当直の手当のシステムが違う場合がありますが、特殊な科だからといって給料が変わるということはありません。

夜勤の回数は多くなるの?

病院にもよるかもしれませんが、私の病院では夜勤の回数は成人病棟と全く同じでした。

夜勤専従の場合月9回。日勤の場合は4~5回です。

おそらく多くの総合病院も夜勤回数は月4~5回というのが多いのではないでしょうか。

NICUしか経験がなかったら次の転職では不利?

自分自身が採血できないことにコンプレックスをもつことはありますが、「不利」と感じたことはありません。

「成人病棟経験なし」ということで嫌な顔をされることはありませんでしたし、むしろ「すごいところにいたんだね」と一目置かれることの方が多いです。

(私としては一目置かれるのも嫌なんですけどね(;^ω^))

実際、私はNICUを辞めた後透析クリニックに転職しましたし、今は循環器病棟で働いています。

そして成人病棟で働いてみて思ったのは、NICU病棟で培ったアセスメント力は、成人病棟でも活かすことができるということです。

その科の疾患や治療などは勉強しなければいけませんが、解剖生理が頭にしみついているのでスムーズに理解できます。

とくに循環器病棟は全身状態の観察・管理という面においてNICUと共通する部分が多いので働きやすいと思います。

採血や点滴はできるようになる?

看護師である以上、採血や点滴ができないというのは、どこまでいっても気になる部分だと思いますが大丈夫!慣れます!!(笑)

私の知っている元NICUナースも、みんな転職する際は採血のことを気にしていましたが、今では普通に成人病棟で働いています。

そして私も採血も点滴も問題なくやってますよ(笑)

その他の医療処置も「なぜこれをするのか」「何に気を付けないといけないのか」とすべて紐づけできればスムーズに覚えることができます。

NICU看護師になる上でおススメの本はある?

NICU看護師になる上で必須の本は「新生児学入門」です。

私の働いてたNICUではまずこの本を勉強するようにいわれます。

新生児学入門には新生児の基本的な解剖生理がむちゃくちゃ詳しく書かれています。

「入門」と書いているわりに、かなり専門的な内容なので最初は読んでて眠たくなるのですが、他の優しく書いている本と併用しながら勉強すると「なるほど~!」と深く理解することができますよ!

またネオネイタルケアという月刊の本も、最新情報を知ることができるのでお勧めです。

私は定期購読していました。

NICU看護師になるのに有利な資格はある?

私が働いていたNICUは全員が看護師でした。

助産師資格があると比較的NICUの希望は聞き入れてもらいやすくなるかと思いますが、産科の助産師が不足している場合は逆に産科で働いてほしいといわれる可能性もあります。

実際に一時期だけ助産師の子がNICU来たことがありましたが、産科の助産師が足りないということで産科に異動するということがありました(;’’∀’’)

新生児集中ケアの認定看護師を持っていると99%NICUで働けると思いますが、認定看護師をとるには看護師経験5年、認定看護分野で3年の実務経験が必須なので、NICU未経験の人にとってはまずはNICUに配属されることが先になります。

さいごに

NICUは特殊な病棟ですが、NICUでの経験は看護師経験としてだけでなく人生においての財産にもなります。

ぜひ、興味のある方は周産期に強い病院に就職してみましょう。

ただNICUのある病院は全国に200程度しかありません。

しかもその多くが都市部に集中しています。

そのため自力で探すというのは難しいと思うので、転職の方は転職サイトを利用するのもいいでしょう。

 

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